新型コロナウイルスの影響で運転開始が遅れていたJR四国の新・観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。
2020年7月4日運転開始となり、乗れればラッキー、乗れなくても見送りは…!と思い事前に手配。お友達が上り便で指定席を押さえることができ乗車した旅をお届けします。
新・観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」とは
2019年11月30日まで運行されていた「志国高知 幕末維新号」。こちらはトロッコ列車で運行時期は春と秋の限定的に。(夏季は、松山地区[愛ある伊予灘線]の夕焼けビールトロッコに使用。)また、地元高校生などによるガイドもあり乗車率がかなり高い人気列車となりました。
この人気列車が新たに生まれ変わったのが、通年運転できる全車グリーン車指定席の特急観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。
車内情報等は下記よりご覧ください。
1日目(2020.07.03)
旅の始まりは「羽田空港」から
東京国際空港(羽田)こと、羽田空港より飛行機にて四国を目指します。
新型コロナウイルスの影響が顕著に表れていた航空業界ですが、緊急事態宣言や往来自粛解除もあり、少し賑わいを取り戻しつつあるのではないでしょうか。
羽田空港<HND>7:55→高知空港(高知龍馬空港)<KCZ>9:20 ANA561
羽田空港はこの日59番ゲートという、比較的保安検査場から近い場所からの出発。
地方便はバスラウンジが多いイメージだったので、近いゲートは助かりますね。
この日は機材変更があり、国際線で主に利用されているA321。<32P>と呼ばれる機材で、国内用Wi-Fiはありません。(ANA Wi-FI Service2のステッカーはありますが、これは国際線用)
新型コロナウイルス感染症対策や新しい生活様式などで「ANA Care Promise」というものが実施されているそうで、代表取締役社長が登場して案内を行っていました。
機内サービスも徐々に戻りつつあり、紙パックの「お~いお茶」の提供から、紙コップにて提供に変わっていました。
A321<32P>では、プライベートモニターにカメラの映像等の表示もでき、このような空港到着時の光景も見ることができたりします。
降機のタイミングでの撮影ですが、、、各座席前にモニター装備。映像や音楽コンテンツがあり、Wi-Fiがなくても楽しめるようになっています。
高知空港(高知龍馬空港)に到着
前回の旅行時には気づかなかったんですが、、モニターにスポットの様子がライブ配信されているんですね。
到着を迎えに来てくれる方に、いま着いたとかわかりやすくていいですね。
レンタカーを借りて撮り鉄…のはずが雨。
高知龍馬空港到着後、レンタカー送迎車に乗りレンタカーを借りて撮り鉄をします、、が、この日はあいにくの雨。
そんななか、まもなくラストランを迎える2000系「アンパンマン列車」を撮影。
さらに移動をして、高知より北の区間で、、、
この撮影を終えた後、、JR四国バス高知支店にて新型2階建てバスの展示会へと足を運びました。
その時の記事は下記よりどうぞ
展示会を見終え、次はあるところへと向かいます。
この日公開を迎えた「志の龍馬駅」の、「入明」駅へ
新・観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」運行開始に合わせ、新しく坂本龍馬の銅像が設置されました。
「志の龍馬駅」は、坂本龍馬の偉業と志を受け継いでほしいと思いを込めて入明駅に設置されたそうです。
駅名標も、「志の龍馬駅」のデザインに変更されています。
気合いの入れ方がすごいですね。。。
立ち寄った「高知」駅で妖精に遭遇
先ほどの「入明」駅での除幕式なるものがあり、その式典に妖精こと「すまいるえきちゃん」「れっちゃくん」が参加していたそうで、、、高知駅で見かけて思わずパシャり。
こうちえきで、ようせいはっけん pic.twitter.com/XKOZfSglir
— おでかけライフ (@odekakeLife) July 3, 2020
さて、こんなツイートをしたら本当に妖精に発見され、「いいね」をもらえたり。。。妖精って意外と身近にいるもんなんですね。。。
レンタカーを返却し、ホテルチェックイン。そして、、、夜の宴へ。。。
高知駅前で借りていたレンタカーを返却し、この日宿泊するホテルにチェックインを済ませたのち、「夜の高知観光」へと向かいます。
夜の高知観光の会場は、いつもお世話になる「ひろめ市場」
高知と言えば、やっぱりカツオ。こんなにおいしいのを頂けるのは本場ならではですね。
この写真のカツオは「やいろ亭」というところのもの。
「うちのタタキは高知で一番おいしいと思うちゅう」のフレーズがあるのも自身あるからですね。
左側はカツオの刺身、右側がカツオのタタキ。どちらもとってもおいしかったです。
さらに夜の高知観光(宴)は続いて、0時頃おひらきに。。。
この日宿泊した「天然温泉 紺碧の湯 ドーミーイン高知」の宿泊記事は下記よりご覧ください。
2日目(2020.07.04)
この日、、実は非常に強い雨が降っていたそうなのですが、、、二日酔いだった私は起きることなくチェックアウト時間までホテルに滞在。
1泊目と2泊目のホテルを別にしていたため、荷物を移動させてタクシーで高知駅へと向かいます。
その道中、、、タクシーが信号見落とし(信号無視)し、交差点に進入。あわや事故となるところでした。。。
事故は免れましたが、、、不安な気持ちで高知駅へと向かうと…
土讃線は、土佐山田~大歩危駅間(特急は高知~阿波池田間)運転見合わせに。
さらに、須崎~窪川までも運転見合わせとなり、雲行き怪しい状況下に。。。
高知駅到着後、同行するお友達と合流し、「ウィリーウィンキー」でアンパンマンパンを購入。アンパンマンパンを3個購入するとオリジナルトートバッグがもらえます。
時代の夜明けのものがたりの出発記念式典をチラ見
あ、、、なんかやっている。。。程度でしか見ていませんでしたが、、出発記念式典が執り行われていました。
「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」のミュージックを制作されたハナカタマサキさんによるソング披露もあるなかで、、、改札へと向かいます。
日本一列車名が長いので、電光掲示板も大変ですね。。。
上段に表示されている特急「あしずり」3号で先に窪川へと向かいます。
運転見合わせ区間へと進む特急「あしずり3号」で窪川へ
高知 11:47→窪川 12:47 特急あしずり3号
2020年7月17日までアンパンマン列車で運転される「あしずり3号」で一路窪川へ
車内はリニューアルされたグリーン席と、、
1号車の半室部分指定席は「アンパンマンシート」です。
さて、列車は須崎までは時間通りに進んでいきましたが、、、須崎でちょっとした停車時分があり、どうなるのか!?と思ったら3分程度の停車ののち発車。。。
そして、ところどころ徐行運転を行い、、、
命を張って「時代の夜明け」の運転をさせるための保線をした気分でした。(笑)
荒々しい日本海(違います。)太平洋
15分ほどの遅れで窪川駅に到着
窪川駅では、四国にはないはずの新幹線が出迎えてくれました。
この日、世界一遅い新幹線が走る予土線は大雨の影響により運転を見合わせており、普段は出会わない組み合わせとなりました。
ここ窪川でも出発式を行うようで準備がされていました。
2000系アンパンマンと窪川駅の出発式、予土線新幹線(ホビートレイン)の組み合わせもこの日限り。
乗車した「しまんと3号」が発車していきます。
窪川駅では定番のぶらり旅
この旅行のときに立ち寄った定番ルートで、窪川散策を始めます。
まずは、駅前の「末広食堂」さんにて。
日替わりオススメは「しまんとポーク定食(800円)」
仁井田米のおいしい白米とどこか優しい味噌汁、そして清流四万十川が育んだ「しまんとポーク」の贅沢な定食。800円とリーズナブルな割にとてもボリューミーでした。
窪川に立ち寄ったときにはぜひ、末広食堂にも足を運んでみてください。
「末広食堂」メニューはこちら
〒786-0013
高知県高岡郡四万十町琴平町15-27
窪川駅すぐ目の前。支払いは現金のみ。
続いて向かったのが、、、「ひろみ堂」さん。
シュークリームが圧倒的においしいんですが、地元高校生と手を組んで商品を開発されたそう、、なのですがこの日は売り切れ。シュークリームを購入し、窪川駅へ戻ります。
窪川駅に戻ると、、何かやっていました。。。
新・観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の運行開始にあわせて待合室がリニューアルされたそうで、その記念式典が行われていたようです。
「四万十ヒノキ」が使用されたテーブル、チェアです。
地味に嬉しいのが電源コンセントの装備。実際通電しているかは確認していませんが、緊急時や列車待ちの間に利用できていいですね。
Kubokawa Roungeと名付けられた窪川駅の待合室。いろいろな思いが詰まって実現されたのでしょうか。
隣には、しまんとえきめしFORMもあります。
さて、このあとはいよいよ上り初便の「志国土佐 時代の夜明けのものがたり<開花の抄>」に乗車します。
次の記事へと続きます。。