国鉄時代最大勢力とも言われた103系は、全国で3,447両が製造・活躍。その後新型車両の登場で現在は、JR西日本の和田岬線・奈良線・加古川線・播但線とJR九州の筑肥線でのみ活躍し、現在63両。
さらに、新型車両の導入で更なる活躍の場が狭められているなかで、JR西日本・山陽本線の支線(兵庫~和田岬間)の通称・和田岬線で活躍する103系をご紹介します。
車外行先表示器
車外行先表示器は「兵庫⇔和田岬」のみの表示で、西明石~兵庫間を回送で走行するときも、ほぼ「回送」の表示はなく、ほぼ固定されているようです。
運転台
非常にコンパクトな運転台ですが、レトロ感たっぷり。
和田岬線で活躍する103系は、訓練車としても使用されることがあるそうで、車掌台側にもワイパーが設置されています。
車内
たった1駅・3分しか営業しないため、広告は一切掲出されておらずスッキリとした車内です。
青色のモケット柄がどこか懐かしさも感じますね。
ドア間は7人掛け、車端部3人掛けは変わりませんが、
優先席はモケット柄が変更されて区別されています。
冷房は設置されているものの、送風機は扇風機です。
国鉄マークが入っていたであろう箇所には、「JR西日本」が書かれています。
和田岬線103系の今後
大阪環状線をはじめとする、JR西日本エリアでも現在103系・201系の廃車、新型車両への置き換えが進められていますが、、、
現在103系は検査時などは207系の3両編成2本を連結した6両編成で運行されていますが、今後103系を置き換えとなった場合には永続的にこのような組み合わせとなるのでしょうか。(わざわざ新造するとは考えにくいですしね。)
とはいえ、時折故障も発生しているようなので、記録は出来るときにしておいて損はないですよね。。