2020年10月から12月に開催された「せとうち広島ディスティネーションキャンペーン」に合わせて、前身の「瀬戸内マリンビュー」を再改造し、2020年10月3日より運転を開始。基本的には、金・土・日・月に運行されています。
そんな「etSETOra」(エトセトラ)をご紹介します。
2021年10月2日より、「etSETOra」は復路も呉線経由の運行となります。
列車名「etSETOra」(エトセトラ)の意味
ラテン語で「その他いろいろ。等々。…など。」という意味をもつ「エトセトラ」のほか、「えっと」は広島弁で「たくさんの」「多くの」という意味があり、掛け合わせて「etSETOra」(エトセトラ)のという列車が誕生したそうです。
車両外観
外観は瀬戸内の海の「青」、海岸線から見える波の「白」をイメージし、せとうちの穏やかな風景を感じさせるデザインだそうです。
1号車:キロ47-7001
2号車:キロ47-7002
一般型車両から改造されたがゆえに、窓の配置がめちゃくちゃだったりします。ですが、1号車2号車とも大きく窓の配置がことなることはなさそうです。
サービスコーナー(バーカウンター)付近の窓は、大きく埋められており、ロゴがあしらわれています。
側面にはサボが刺されており、往路の呉線経由と復路の山陽線経由とで内容が異なるようになっています。
後述しますが、、、荷物置き場部分には黒幕が貼られており、荷物が丸見え…ということはないようです。
車内
今回乗車したのは1号車なので、主に1号車についてご紹介します。
1号車 車内
1号車は、宮島の落ち着いた秋を表現した色使いとなっており、床の柄は宮島の千畳閣をイメージしているそうです。
座席は、カウンターと
ボックス席があり、ボックス席に人数制限もなく1人でも利用できるようになっています。ただし相席になる可能性は非常に高いです。
テーブル上には、おしぼりと乗車記念コースターが置かれています。
荷物置き場も設置されています。
荷物置き場を境に車両の端(宮島口側)へと向かうと、、2人掛けのボックス席と横並びのカウンターが設けられています。
カウンター席、ボックスシートともに、車内販売メニューとおしぼり、乗車記念コースターが置いてますが、、カウンター席は隣の方との共用。
まったく知らない人が隣に来ると…大変ですね。。^^;
カウンターの席は手元のレバーで、
向きを変えることが出来ますが、、、必要な機能かと言われると疑問ですが、、車いすご利用の方には利用しやすいのかも知れません。
カウンター席、ボックス席ともに、USBコンセントが設置されています。今時らしい装備ですね。
2号車 車内
広島駅降車時にちらっと確認した程度で、次回乗車時は2号車を指名買いして確認してみようかとは思いますが、、
こんな変則的な4人掛けも設定されているようです。
車内販売カウンター・バーカウンター
車内販売カウンター兼バーカウンターが1号車に設けられており、復路ではバーカウンターとしても営業。
カクテルを注文すると、このように目の前で作ってくれます。
カクテルは、etSETOraオリジナルカクテルとノンアルコールカクテル、「SETOUCHI BLOSSOM」。
各座席にメニュー表があり確認することが出来るほか、JR西日本HPにも掲載されています。
車内販売カウンター・バーカウンター横にはちょっとしたスペースがあり、アテンダントと談笑したりしてる常連客らしき姿もありました。
車内販売カウンター・バーカウンターの向かいには、前身の「瀬戸内マリンビュー」と現在の「etSETOra」のプラレールがありました。
トイレ
この手の車両には珍しく、最新の電動車いす対応トイレが装備されています。が、開閉ボタンが押しにくいです。
中は、ウォームレットが装備され、combiのベビーキープやおむつ替え台も装備されたトイレで、使い勝手はよさそうなイメージです。
運転台
運転席後ろの仕切りも木目調、さらに扉も交換されたのかきれいになっています。
小窓から運転台を覗くと、、運転台自体は黒塗装されていますが、種車から大きく変わったイメージはありません。
その他
乗降口には段差があるため、ライトが点滅して知らせてくれます。
荷物置き場部分には、暗幕シートが貼られ、荷物が見えないよう配慮されています。
etSETOra(エトセトラ) 時刻表
2022年3月12日以降のetSETOra(エトセトラ)時刻表
土休日ダイヤ
大きいサイズは【こちら】からご覧いただけます。
平日ダイヤ
大きいサイズは【こちら】からご覧いただけます。
etSETOra(エトセトラ)座席表
1列車、最大40名までしか乗車ができないためか、チケットは曜日によっては争奪戦だったり。。
海側は、偶数になります。
まとめ
呉線・山陽線を走り始めた観光列車「etSETOra」。2021年10月2日からは呉線経由となり、往復ともに海を楽しめる観光列車に。今後もいろいろな工夫でより良い列車に仕上がったらいいですね。