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東武鉄道 100系 特急「スペーシア」

東武鉄道

老朽化した1720系「デラックスロマンスカー」に代わる新しいフラッグシップ車両として、1990年に登場した「スペーシア」。
9編成が製造され、現在徐々に数を減らしつつあります。また、2023年7月15日にはN100系の新型特急「スペーシアX」がデビューするなど、今後の状況に目が離せない東武鉄道100系「スペーシア」をご紹介いたします。

外観

オールアルミ合金製の東武100系「スペーシア」は、現在登場30周年記念として、登場時の塗装に戻されているほか、「日光詣スペーシア」カラーも存在しており、リニューアル時に塗色変更された「雅」「粋」塗装は消滅しています。

車外行先表示器

全車がフルカラーLED式の車外行先表示器を装備しています。

車内・普通車

リニューアル後は爽やかな色使いとなった車内は青系のモケット柄の座席が広がっています。

シートピッチ(座席間隔)は、1,100mmと非常に広々としており、全座席にフットレストと肘置き部にインアーム式のテーブル、さらに壁面にもテーブルが設置されています。

向かい合わせでの使用を想定したテーブルは、通路側の人はちょっと遠い気もしますが…その分インアーム式のテーブルの利用もできそうですね。

普通車ながら、全座席にフットレストを装備。
高さ調節はできないものの、裏を返すと土足厳禁の面もあります。

デッキとの仕切り扉上部には、LED式の情報案内表示装置が設置されています。

車内・個室

浅草方の先頭車両1号車には、コンパートメント個室が6室設けられています。

中に入ると、通路にも絨毯が敷かれ、まるでホテルの客室前の通路のような雰囲気も。

デッキとの仕切り戸上部には、サービスカウンター/ビュッフェの営業やトイレ使用のランプが設置されています。

個室には、1~6まで番号が振られています。

個室は非常にゆったりとして、色合いも落ち着いた色合いです。
中央のテーブルは大理石が使用されています。

座席中央部には引き出し式の肘置きが装備。

通路側の小さいサイドテーブル横には、マガジンラックとくずもの入れがあるほか、AC100V電源コンセントも設置されています。

頭上には荷棚があり、カバンなどを置くこともできます。

空調やライトの調節などのコントロールパネルが壁面に設置。

天井の間接照明やウォールライトなどを調節できます。

カーテンは、レースカーテンと採光されるもののプライバシーは確保されるカーテンの2種類が装備されています。

トイレ・洗面所

デッキにはトイレ・洗面所が設けられています。

時代を感じつつも清潔感は保たれている洗面所。
撮影当時はコロナ禍だったため、ハンドドライヤーは使用中止扱いとなっていました。

トイレは洋式トイレと和式トイレがあり、どちらも時代を感じさせます。

スペーシア・座席表

東武鉄道特急スペーシア座席表 (tobu.co.jp)

次世代をゆく、新型特急「スペーシアX」は2023年7月15日運行開始

ご紹介した東武鉄道100系「スペーシア」に代わる新しいN100系の特急「スペーシアX」が2023年7月15日より運行を開始します。
7名個室や4名個室、ラウンジなど多彩な設備を備えた「スペーシアX」にバトンをつなぎ、徐々に姿を消していくと思われる100系「スペーシア」にも目を離せませんね。

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