会津鉄道が保有する、AT-700形とAT-750形。この2車種は、東武鉄道の特急「スペーシア」から乗り継いで、野岩鉄道・会津鉄道の南会津地方を経由して運行される快速「AIZUマウントエクスプレス」用として、2010年5月30日にデビュー。東武の特急「スペーシア」に劣らないためか、車内はリクライニングシートが採用されたほか、木目調や暖色系の照明もまるで特急車両に近いような位置づけ。この車両が乗車券のみで乗車できるとして人気でもあります。そんな、会津鉄道のAT-700/AT-750形をご紹介します。
外観
塗装は会津の伝統陶芸である漆塗をイメージした深みのある赤に塗られた車体と、会津鉄道のコーポレートカラーの緑が混ぜられた塗装は、わかりやすい存在に。
車体には、会津の赤べこ「あかべぇ」もありました。
車内
デッキというデッキはありませんが仕切りはされています。そして、仕切り部には「会津・日光」の文字が。
この車両が「AIZUマウントエクスプレス」用ということはここでわかりますね。
新潟トランシス製の軽快気動車の車内とは思えない雰囲気が広がる車内は回転式のリクライニングシートが装備。
リクライニング角度はほどほどなものとはいえ、快適に過ごせることに間違いありません。
このご時世…向かい合わせで使用することを控えられていますが…
向かい合わせでの使用も想定して、ミニテーブルも装備されています。
テーブルは大型のものではありませんが、それでも快適に使用できます。
それに、、、料金不要の快速ですし…。
フットレストバーも装備されています。
気動車がゆえに配管があるところは、1人掛けになっています。
トイレ
トイレはAT-750形に1か所設けられており、洋式トイレになっています。
運転台
新潟トランシスの軽快気動車ならではの運転台仕切り部ですが、、、
運転台は2ハンドルタイプが採用されています。
快速「AIZUマウントエクスプレス」の東武日光乗り入れは2022年3月11日で終了
2022年3月12日のダイヤ改正で、快速「AIZUマウントエクスプレス」の東武日光乗り入れ(3・4号)が廃止に。
東武線内を走る会津鉄道の車両を見るのも残りわずかです…。