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近畿日本鉄道(近鉄) 観光特急「あをによし」 19200系

近畿日本鉄道

近畿日本鉄道が2022年4月29日より、大阪難波~近鉄奈良~京都間にて運行を開始した観光特急「あをによし」。
スナックカーで活躍した12200系を改造し、19200系として再出発した観光特急「あをによし」をご紹介いたします。

観光特急「あをによし」とは

「あをによし」とは、古都・奈良に掛かる枕詞で、奈良の都の美しさをイメージして名付けられています。

エンブレムは「吉祥文様 花喰鳥(きっしょうもんよう はなくいどり)」。
めでたいことが起こる前兆とされる鳥、瑞鳥(ずいちょう)が花枝などをくわえたあしらいで、
正倉院御物や種々の工芸品にも縁起のよい文様として使われています。

車体デザイン

車両は「奈良の和」の美しさ、尊さを表現したデザインが採用されています。
内外装には、正倉院宝物にも使われていた、天平文様をイメージした柄や色使い。
外装のカラーは天平時代に高貴な色とされ、「冠位十二階」でも最上位とされた紫色をあしらっています。

車内

1・3・4号車 ツインシート

写真は3号車。車いすスペースが設置されています。

車内は、乗車した瞬間から悠久の歴史・文化を感じる上質空間をイメージされており、ゆったりとした雰囲気に。

1・3・4号車は、ツインシートで1人で利用時は子供用の特急料金が別途追加で必要となります。

山側に面する座席は、斜め45度に座席が向けられており、景色を楽しめるよう考慮されています。

反対に海側座席は向かい合って座席が設置されています。
また、テーブル上にある瑠璃色の灯りは、正倉院宝物をイメージしているのだとか。

各座席ともテーブル下にAC100V電源コンセントが1口設置されています。

3号車は車いす対応座席があり、90度回転し乗車しやすい用考慮されています。

隣の車両との仕切り部は荷物置場も兼ねられていますが、、、元は乗降扉部分。

荷物置場として利用できます。

2号車 サロンシート

2号車には、3~4名用で半個室の空間が広がる「サロンシート」があるほか、「販売カウンター」も併設されています。

その「サロンシート」はパーテーションで仕切られています。

座席はゆっったりとしたソファタイプで、向きを変えることも可能。ここにもAC100V電源コンセントがしっかりと装備されています。

2号車 販売カウンター

2号車にある販売カウンターです。造りは近鉄の他の観光特急「青の交響曲」に似たような雰囲気です。

ショーケース内には、奈良名物…?「まほろば大仏プリン」と、「あをによし」オリジナルの「バターサンド」があり、、、味は「レーズン」と「マロン」の2種が入っています。

他にも…クラフトビールが生で飲めるようサーバーも設置されており、、、新鮮なビールを頂くことができます。

画像クリックで拡大表示できます。

車内販売メニューは上記のようなラインナップです。

車内販売カウンター横にあるゴミ箱は…センサーで蓋が開くものが採用されています。

トイレ・洗面所

1・3号車に設置されています。

洗面台は、1・3号車も共通で手洗い鉢には陶磁器が採用されるなど、気合の入れ方も感じ取れます。
鏡裏に埋め込まれた間接照明もいいですね。

男性用の小便器も装備されています。

3号車には電動車いすご利用の方がそのまま利用できる、車いす対応大型トイレがあります。

非常に広々としています。温水洗浄便座「ウォシュレット」が採用されているほか、おむつ交換に使えるベビーベッド、さらに着替えに使えるチェンジングボードやベビーキープも装備されています。

また、手洗い部分の白色照明が清潔感をより演出してくれます。

こちらは1号車にあるトイレ。
コンパクトに纏められていますが、温水洗浄便座「ウォシュレット」の装備のほか、ベビーキープもあります。

時刻表

平日ダイヤ

画像クリックで拡大表示できます。

土・休日ダイヤ

画像クリックで拡大表示できます。

座席表

近鉄「あをによし」ページ内より座席表を引用(https://www.kintetsu.co.jp/senden/aoniyoshi/)・座席番号を追記。
画像クリックで拡大表示できます。

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