「リゾートあすなろ」で活躍していたHB-E300系を改造し、新たに釜石線・大湊線で活躍を始めた観光列車「ひなび(陽旅)」。せっかくなので撮影と乗車の両方を兼ねて行ってきましたのでご紹介いたします。
今回新幹線の往復は「どこかにビューーン」を利用
ダイヤ改正を翌日に控えた2024年3月15日の10~12時台出発とし、「どこかにビューーン」を初めて利用。
今回、「JREふるさと納税」で10万円以上の寄付で往復3,500ポイントで利用できるクーポン適用となったため、比較的安価で行けましたが…選択肢は…
- 長野
- 山形
- 八戸
- 北上
以上、4つの候補地が充てられましたが…比較的どれも当たりでは…?
距離が遠ければ遠いほど、お得感は増しますね…。
そして決定した行先は…
八戸
ということで…
前日に「みどりの窓口」で発券しました。右上のポイント数がこれまた今回のクーポンを活かした数字になってます。
ちなみに「どこかでビューーン」は、Suicaの登録を前提にした商品だそうで、窓口での発券は基本行ってないとのこと。Suicaを持ってない人や紐づけができない人などは、発券することになるので…これまた大変そうですね。
旅の始まりは「東京駅」から
快晴の東京駅丸の内駅舎では、様々な方が撮影を行っていました。
下関から初めてお越しになった方にせっかくなのでお二人での写真を撮影したり…思い思いの時間や空間がここにはあるのだなぁと浸りつつ、新幹線ホームへ。
ダイヤ改正前日から運用をスタートしたE5系+E3系による「やまびこ」「つばさ」。まさか旅の始まりで見ることになるとは…
「はやぶさ」に乗り、あっという間に盛岡に。
乗車券・特急券は、八戸まで有効ですが、途中の駅で下車することもできます(その先は無効になりますが)。
駅コンコースには、「ひなび」のでかでかとしたポスターが掲出されていました。ここは「SL銀河」が掲出されてた場所…。
駅の外へでると…盛岡駅は曇天…。天候が心配ですね。
盛岡でやっぱり地元グルメ「ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店」
盛岡駅から徒歩約2分ほどのところにある「ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店」へ。
すぐに席に通され、一人なのにお座敷席へ。
ちょうど本店リニューアル記念のフェアをやっていて、お得…?なのか気になるラインナップ。
さらにフェアランチで、盛岡冷麺にミニ石焼ピビンパもチョイスでき…筆者はハラミランチセットをチョイス。
セットにプラスしたハラミはあっさりした内容ですが、適度にサシもあっておいしそう。
ということで…メインの盛岡冷麺がやってくる前に頂きます。こちら…ほどよい食感でめっちゃおいしい!
ほどなくして、メインがやってきました。
盛岡冷麺はあっさりした味わいで、お酢を足して味を調節します。梨が冷麺のなかに添えられているのも特徴ですよね。
こちらは、ミニ石焼ピビンパ。配膳されると早めにかき混ぜないとヘバリついちゃいます。
さて、これだけボリュームあっても、1,700円程度とコスパもいいですよね。
筆者は我慢していたお酒をここで解禁しちゃいました。「パーフェクト黒ラベル」が385円で飲めるんだから飲まない手はないですよね。
盛岡駅に戻って列車旅へ
広々とした改札内通路。なんだか寂しさも感じますよね。
快速「はまゆり」に乗っても良かったのですが、2時間近く空いているので…普通列車で向かいます。
花巻で釜石線の普通列車に乗り換え…
「SL銀河」用の停目も残されているようです。
釜石駅前の「ホテルフォルクローロ三陸釜石」に宿泊
無事、釜石に到着後は駅横にある「ホテルフォルクローロ三陸釜石」にチェックイン。明日に備えてゆっくり休みます。
「SL銀河」ルームなんてあるんですね…。泊まってみたい…!
天気に期待…?釜石の朝
釜石の朝は晴れて天気も良く、撮影にも乗車にももってこいな天気だろう…そう思ってました。
レンタカーを借りて、まずは東北本線へ。
撮影1:東北本線 花巻空港~石鳥谷
あれ…曇ってます…。編成写真風にまずは1枚。いかにストレートが撮り慣れてないかバレバレですね…。
撮影2:釜石線 宮守~柏木平
有名な眼鏡橋のスポット。あっけなく走り去っていきました。
撮影3:釜石線 青笹~岩手上郷
微妙に…天気が回復してくれた…のかな^^;
雨じゃないだけマシですね。
遠野と言えば、ジンギスカンなのでジンギスカンランチへ。
訪れたのは、遠野ジンギスカンのパイオニア「じんぎすかん あんべ」さんへ。
お店は改築されたらしく、綺麗でおしゃれな佇まいで、若者にも受けそうな雰囲気。
ピークタイムを少し過ぎていたのか10分ほど待って席に通されました。
席に通されると4名席で、1人ぽつんと座ります。
紙エプロンとお箸、トング、おしぼりを渡され、手持ちのスマートフォンで注文をします。
注文したのは、「ラム特選ロース」2,280円。
5分も経たずに料理が運ばれてきました。
すぐにライスとスープ、小鉢も運ばれてきていよいよスタート。
ジンギスカンの鉄鍋、これを一人で使うには…なかなか難易度が高いです(・・?)
脂を鉄鍋にまぶして、その後野菜を外円に焼いて、お肉は真ん中に。
火の通りもよく、お肉はすぐに火が通りいよいよいただきます。
お味は…、臭みやクセがなくて、おいしい!
これを待ってたんだと言わんばかりに、どんどん焼いていきますが、野菜が思ったよりも多い。
ちょっと驚きではありましたが、肉も野菜もしっかりあって、バランスがいいです。
タレはちょっと私の口には辛めで…、もう気持ち甘いといいな、と思いましたが、お酒と一緒だとグビグビいけそう。
これは、クルマではないときにリピートしなきゃですね。
釜石に戻りレンタカーを返却。いよいよ「ひなび」に乗車
「ひなび」は運転日によって運転時間が違うややこしい列車。
この日は午後でも夕方に釜石を発車するので撮影もグルメも楽しめました。
改札口横には撮影スポットも。
HB-E300系「ひなび」に乗車
車両情報については上記よりご覧ください。
普通車指定席(写真左)とグリーン車指定席(写真右)の2両で構成された車内。
車内販売の営業もありました。
せっかくの乗車ということで、グリーン車指定席をチョイス。
4名ボックス席でも、2名以上だとか3名以上での発売とかの縛りがないからいいですよね。
1号車のグリーン車指定席からは、ダイナミックな前面展望も楽しめます…途中の遠野まででしたが…。
遠野駅で小休止
「ひなび 釜石」は、途中の遠野駅で小休止。
その間に買い物したり、駅舎を撮影したり…とのんびりしました。
趣のある駅舎の「遠野駅」
駅舎に掲げられている駅名板も他とは異なるものに。
ホームには歓迎の横断幕も掲げられていました。
遠野からは、「うけとりっぷ」で注文した「おむすびBOX」を楽しみます。
「とおの結屋」のシールが貼られたオリジナルの「おむすびBOX」は1,200円。
中にはこのように入れられており…
お茶・おむすび2つ・おかず・饅頭が入っていました。
サラダともろみ漬け、おかずなどが入っています。
おむすびは、民話漬刻み大根と、きくらげのラー油漬けの2つがセット。
そして、遠野饅頭があり、1,200円は少し高いと感じたもののボリューム満点。
どれもおいしく頂けました。
さらに、いわて日本ワインの白を追加して、ほろ酔い状態に。
このワインがおいしかったので、さらに赤ワインもチョイスして…結果グロッキーに。
学習しないですね。。。
さて、楽しい「ひなび(陽旅)」の旅は終わり、盛岡からは慌ただしい乗り継ぎを行い、新幹線で帰路につきました…。