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【旅行記】バースデイきっぷで、「四国まんなか千年ものがたり」と5周年を迎えた「伊予灘ものがたり」の旅-その1-

旅行記

JR四国には、破格な値段で数多くの格安企画乗車券が発売されています。そのうちの一つが「バースデイきっぷ」。
四国旅客鉄道線内全線(宇多津~児島間含む)と、土佐くろしお鉄道(中村線・ごめんなはり線)全線、阿佐海岸鉄道とJR四国バスの久万高原線(松山-久万高原)と大栃線(土佐山田-美良布(アンパンマンミュージアム))が3日間乗り降り自由のきっぷです。
※利用には事前にJR四国のホームページ等をご覧ください。

この、JR四国が発売する「バースデイきっぷ」で、「四国まんなか千年ものがたり」と、「伊予灘ものがたり」に乗車してきましたのでレポします。

2019年7月の旅行です。現在とサービス内容・時刻等違う可能性もありますのでご注意ください。

旅の始まりはJR四国とJR西日本との境界駅「児島」

岡山県は倉敷市、デニムやジーンズが特産品の一つでもあるこの町は、駅ともコラボしています。その名は、「JEANS STATION」
なかなか面白い発想でありますし、駅の案内板、自動改札機、エレベーターまでもがジーンズ色に。そんなJEANS STATIONの児島駅から旅が始まります。

いい旅の始まりを祝うかのような好天に恵まれました。

ジーンズの聖地として謳っており、、、

軒下には、ジーンズが吊るされています。駅の入口からジーンズの聖地として賑させていますね。

駅ナカにあるコンビニの一角にもジーンズの生地を使用した特産品コーナーも

まずは瀬戸大橋を渡り四国入りします!

児島8:54→宇多津9:06 特急しおかぜ3号(グリーン車指定席)

バースデイきっぷは、児島~宇多津間含むJR四国の鉄道線内グリーン車が乗り放題というきっぷ(自由席用もあります)なので、さっそく短距離でも利用します。
ちなみに、急遽予定変更あったので、児島駅にて発券していただきました。

瀬戸大橋を渡り、左手を見ると讃岐富士、そして下の高架橋にはこの後連結となる「いしづち3号」が接近中。

宇多津駅で、「しおかぜ」と「いしづち」が連結です。

宇多津9:13→多度津9:20 特急いしづち3号(普通車自由席)

当初、宇多津で下車、荷物をコインロッカーに預けるか考えていましたが、預けないでそのまま次の目的地へ。
さきほどの「しおかぜ3号」のグリーン車は宇多津までだったので、宇多津からは「いしづち3号」の自由席で「四国鉄道発祥の地」多度津へ。

「四国鉄道発祥の地」多度津に到着。

一筋縄ではいかない鉄道の旅。計画変更もおきますが、ひとまず多度津駅に到着。

「四国まんなか千年ものがたり」の出発点でもあるここ多度津駅は、列車にちなんだラッピングが施されています。

多度津駅のホームの先にある線路には、「四国まんなか千年ものがたり」がすでにスタンバイしていました。

この「四国まんなか千年ものがたり」で一路大歩危へと向かいます。

見納めになってしまうであろう、2000系「南風」との並び
引退が決まった2000系「アンパンマン南風」

電光掲示板には、「千年ものがたり」「そらの郷紀行」と手入力でかっこよく表示されています。

入換合図に従って入線してきます。

乗車時に、このようにマットを敷いて旅の始まりを盛り上げてくれます。

車内は、、、、以前ご紹介した記事をご覧ください。

元の車両がキハ185系気動車とは思えないぐらいきれいに改装された車内。

各テーブルには、このように沿線マップやメニュー・おしぼり・箸などの用意がなされていました。

ブラインドは竹を編んだようなもの。微妙に奥に透けているのも眩しさを和らげてかつ外の景色が微妙に見えるように配慮されたのでしょうか。

四国第2のものがたり列車「四国まんなか千年ものがたり」で一路大歩危へ

多度津10:18→琴平12:48 特急四国まんなか千年ものがたり(「そらの郷紀行」)

このように駅の方々によるお見送りで「ものがたり」列車の旅がスタート。観光列車ならではのおもてなしが嬉しいですね。

列車はほどなくして、こんぴらさんで有名な「琴平駅」に到着。

琴平には10:34に到着。10:48の発車まで少しだけ時間があります。
ここ、琴平には「四国まんなか千年ものがたり」専用の待合室があります。

専用待合室には、お手洗いまで完備。清潔感溢れる白色と木目調の化粧板で空間を演出しているようです。

琴平駅には「千年ものがたり企画室」というものも存在しました。ここで、「おもてなし」や料理メニューなどが考案されているのでしょうか。

ここ琴平駅の電光掲示板も手入力で「千年ものがたり」の表示が。
そして、琴平駅を列車は発車していきます。

「車内販売」では沿線の特産品などが購入できます。。。
ここで早速ビールの登場です。(笑)

「さぬきビール」と「四国まんなか千年ものがたり」デザインされたペールエールを飲み比べ。。

「西山食肉店の焼き豚 サラダを添えて」(700円)

車内で配膳されるお弁当、、、まだ時間も早かったこともあり注文をせず、こういったサイドメニューを注文しました。
ガラスの食器で配膳される姿は、まるで動く食堂車のようですね。

日本でも有名な秘境駅「坪尻」に到着。

この「四国まんなか千年ものがたり」は、ちょっと鉄目線でも面白い列車になっています。。

進行方向右手下のほうに秘境駅「坪尻」が見えてきました。

坪尻駅近くには滝が流れていて、、、秋になると紅葉がきれいなんでしょうね。

スイッチバックをして列車は「坪尻」に到着。坪尻には11:28に到着し11:41の発車です。それまでは駅周辺を散策できます、、、が駅周辺には何もありません。

左側から奥へとまっすぐ進むのが土讃線の本線。ここ坪尻駅に入るためには、いったん奥左側にある引き込み線へと入り、その後バックでここ坪尻駅に到着します。

先頭車両には、このようにカメラが設置されています。このカメラでスイッチバックの様子を車内にて見ることができるよう配慮されているんですね。

さて、、、坪尻駅ですが、、

駅舎はありますが、、、周りには本当に何もありません。。山に囲まれています。。

ちょっと座るには勇気がいる(?)「らぶらぶベンチ」も。
ここには妖精化された「つぼじりえき ちゃん」がいますね。
ちょっとした観光スポットにもなっていますが、アクセスは鉄道以外は、、、国道32号線から徒歩で山道を降りてくる、、しかないですね。。(^^;

坪尻駅に停車する「四国まんなか千年ものがたり」

坪尻駅を発車し、あるものに遭遇。

箸蔵付近では、池田の町並みを一望することができます。奥には吉野川も流れていますね。

阿波池田駅手前、「吉野川橋梁」を渡ろうとするとき、多くのお見送りが!!

でも、、よく見てみると…?

あれ、、「かかし」ですね。(笑)
それに、プラカードが落ちちゃってる「かかし」も。

それにしても、すごい数のかかし。
徳島県三好市、名頃という集落には、「かかしの里」があるそうです。それにちなんで観光列車のお出迎えを兼ねて「かかし」が置かれているのでしょうかね。

先ほどのかかしを見たあとは、徳島線との乗り継ぎができる「阿波池田駅」に到着。
ここでもドアの開放が行われ、地元特産品の販売もあります。

阿波池田駅では、駅の方々によるお見送りもありました。

実は、気づかなかったことですが、、トンネルに入ると車内の雰囲気がより一層モダンに。トンネルが多い土讃線だからこそ、明るい時と暗い時、両方で楽しめるように考えられていました。

「かかし」の次は、、、「たぬき」!?

途中、阿波川口駅では、、

あいにく往路は通過ですが、「狸の里」として地元の方が手を振ってくださいます。。

この被り物、、、一体なんでしょうか。。(笑)にしても、駅舎内からも覗いていますし、、、力の入れようが半端ないです。

列車は、土讃線のハイライト「大歩危小歩危」へ

「大歩危小歩危」は、はるか昔の変成岩類で構成されているそうで、吉野川の水で岩が削られて現在の姿にあるのだとか。。

晴れた天気のいい日は景色がよく、「四国まんなか千年ものがたり」は徐行運転を行うのでのんびりと景色を眺めることができます。

土讃線では超有名な「第二吉野川橋梁」を渡る
道の駅「大歩危」からも手を振っています。

ここで、ちょっと驚きのサプライズが。

「バースデイきっぷ」利用を検札時に確認しているので、こんな手書きメッセージをいただきました。こういった細かい配慮・気配りは本当にうれしいですよね。

2時間半の旅はあっという間に終わり、終点「大歩危」

多度津を10:18に出発し、大歩危には12:48の到着。2時間半の旅はあっという間に終わり、終点の大歩危駅に到着。旅は終わったわけではありませんが、「四国まんなか千年ものがたり」の旅はここでおしまい。

あれ、書体が気になる、、
こんなところにも「らぶらぶベンチ」が

こじんまりとした駅舎の大歩危駅は「祖谷・かずら橋」への玄関口。

「かずら橋夢舞台」へは大歩危駅からバスに乗り換え。岡山からの特急「南風」の乗客も合わさり、混雑するかも知れません。

「瀬戸大橋」と「四国まんなか千年ものがたり」の旅はここで終わり。まだ1日目も午前を終えたところです、、、がすごい分量と写真の量になってしまいました。。

さて、、旅はまだまだ続きます。。。-その2-へ

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