東京都交通局で2005年より活躍している10-300形は、従来の10-000形の置き換え用としてデビュー。
現在8両編成を10両編成に置き換えるべく、10-300形の6次車が製造され、1次車はまもなく終焉の見込み。
そんな10-300形をご紹介いたします。
車内
車内は、同時期に導入されていたJR東日本E231系をベースとするも、火災対策強化として素材に金属製に変更するなど改良が加えられています。
座席はすべてロングシートで、ドア間は7人掛けの片持ち式のバケットシートが採用されています。
先頭車運転台背後の座席部は、車いす・ベビーカースペースとされ、座席は4人掛けに。
ドア上には、LED式の車内情報案内表示装置があります。なお、E231系と同じく1行6桁表示です。
運転台
運転台です。T字型ワンハンドルマスコンが採用されているほか、京王線への乗り入れ対応用の機器も設置されています。
10-300形 [1次車]は、2022年8月10日で運行終了予定。
現在、10-300形のうち8両編成の1次車は、残り1本。その1本も10両編成化に伴う廃車で2022年8月10日で運行を終了する予定だそうです。
車歴としては、17年ほどと短いですが、更新工事を考えると廃車し新造車を増備するほうがいいと判断されたのでしょうか。
あと少しの活躍…、最後まで平和に終えるといいですね。