京阪こと、京阪電気鉄道が1989年より運行を開始した特急形車両で、「プレミアムカー」以外は2階建て車両もあり特別料金不要で乗車ができるにも関わらず非常に快適な設備。さらに上質な「プレミアムカー」は着席保障もできるなど、、通勤からレジャーまで幅広く利用されています。
そんな京阪8000系「エレガント・サルーン」をご紹介します。
写真の後ろから3両目・6号車が「プレミアムカー」で、プレミアムカーには乗車券のほかに「プレミアムカー券」が、ライナー列車は「ライナー券」が必要です。
一般車・車内
一般車は転換式クロスシートが配置されています。
関西、特に京阪間を走る競合他社と水準をあわせた形でしょうか。
ドア付近には補助席が設置されています。
この補助席は混雑時や始発駅から途中駅までは使用できないようロックをかけることもできます。
車端部はロングシートが設置されていますが、、、ロングシートにしては座席が豪華ではありませんか。座り心地はなかなかいいですよ。
優先席も同じ座席が使用されています。
寝てしまって隣の旅客の肩を借りる…ってこともなさそうな、、、
一般席にもライナーでは座席指定になるため、車端部のロングシートを含め座席番号が振られています。
一般車・ダブルデッカー(2階建て車両)
ダブルデッカー・2階建て車両にも座席番号が振られています。
ダブルデッカー・2階建て車両でも補助席が設けられています。ちょっとこじんまりとした空間で意外といいかも…?知れません。
こちらはダブルデッカー2階建ての階上席。
座席自体は平屋席と同じものが採用されています。
車両端部は設置個所の兼ね合いで座席が転換できずお見合いとなる席も。
こちらは階下席。階上席・階下席どちらも天井の高さが低いため、ちょっぴり圧迫感を感じることも。
6号車・プレミアムカー
平屋車両を1両改造して設定された「プレミアムカー」。
行先表示器には号数表示のほか、発車時刻も表示されます。
ただ、ここの席は表示装置があるため視界が若干遮られたりも…。
デッキから重厚感が漂います。
デッキからすぐ京都方には2列×2席、計4席が設定されたコンパクトな空間も。
風が吹き込むこともあり、冬場は寒さを感じさせることありますが、、、こじんまりとした空間が好きって方もいるかと。。。
すぐそばに乗務員室と荷物置き場があるので、大きな荷物がある場合は、1番・2番の席はいいかも知れません。
とはいえ荷物置き場はめちゃくちゃ大きいものではありませんがないよりかはいいですよね。
先ほどの2列×2席のみの空間とは変わってデッキより大阪側には2人掛け⁺1人掛けの3席が12列配置されています。
足元にも間接照明があり、落ち着いた空間になっています。
座席のリクライニング量は通常の特急とあまり変わらないような印象。
座席の通路部には京阪特急伝統の「鳩マーク」があしらわれています。
座席背面には大型のテーブルも装備。網ポケットの隣にはドリンクホルダーもあり、ペットボトルなども入れることができます。
2人掛け座席には中央の肘置き・アームレスト部に電源コンセントが備え付けられています。
壁面にあたるオフィスシート区画の場所には窓側にテーブルが備え付けられていますが、、、通路側はテーブルがありません。
車号銘板はカッコよく作られています。
また、「エレガント・サルーン」の2階建て車両の半円形がここにも使われています。
もちろん、座席番号にも使用されています。
京阪8000系 座席表
6号車は「プレミアムカー」、その他の車両も「ライナー」運用時には座席指定となります。
京阪8000系の座席表は下記よりご覧ください。