JR西日本の関西地区、「アーバンネットワーク」で活躍する223系直流型電車。阪和線系統で活躍する0番台は1994年のデビュー、東海道・山陽本線系統で活躍する1000番台の車両は1995年より活躍し、4両編成のV編成のうち、2本(V3・V4編成)のクハ222に有料座席「Aシート」が設定された。
ここでは、「Aシート」についてご紹介します。
新快速「Aシート」とは
JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線で、有料座席サービス 新快速「Aシート」を開始し、網干・姫路~野洲駅間で毎日上下4本運転します。通勤時間帯のほか、昼間や深夜にも運転し、通勤・通学やおでかけなどで便利な「新快速」をさらに快適にご利用いただけます。
JRおでかけネット内新快速「Aシート」ページ(https://www.jr-odekake.net/railroad/service/a-seat.html)より引用
9号車にAシートが連結され、8号車とは通り抜けはできません。
車内
683系など最近のJR西日本の特急型車両と同等の座席が並ぶようにも見えますが、、回転式リクライニングシートが並んでいます。
2022年3月ダイヤ改正までは、6番から12番までは車内購入の乗車整理券制です。ヘッドレストのリネンが変えられています。
リクライニング角度は程よくあり、快適には過ごせますが、、、、、、
座席の間隔自体が改造前と変わらず910mmなので、前の席がしっかり倒されると…ちょっと窮屈に感じるかも知れませんね。
肘置き部には、AC100V電源コンセントも装備されており、
携帯端末など充電することができます。
乗車整理券は前の席のポケットに入れるようになっています、、、が、、、
全席指定席に変更されるとどうなるんでしょうか。
座席背面には大き目のテーブルが装備されており、
飲み物用の窪みが2か所設置されています。
通称・オフィスシート区画となる仕切りそばの座席には、大型のテーブルが設置されていますが、、、野洲方面行きの11番C席はテーブルがありませんし、インアーム式のテーブルも装備されていません。
改造車ゆえ、5・6・7・8番席は窓割と座席があってないような位置も。
ただし、若干シートピッチが広めに感じるのは気のせいでしょうか。
座席上の荷棚は、改造前の1000番台のものをそのまま流用。
野洲には荷物置場も設置されています。
満席時に待機エリアとして使用されるデッキ、乗降口。木目調の仕切りが新快速とは違う違和感も感じますが落ち着いた空間を演出してくれます。
ドア上のLED式案内表示装置は千鳥配置…とはいえ真ん中の扉部分はないので、、、現状海側のみに設置。ほとんどの方が見えない…ですよね。
9号車の10号車より車端部にはトイレが設置されており、
電動車いすご利用の方対応のもの、和式から洋式に改造されています。
座席表
Aシートは2022年3月12日より全席指定席に
好評によるものなのか、2022年3月12日より新快速「Aシート」は9号車が全席指定席に変更されます。
チケットレスの指定席券などのキャンペーンも行われるなど、今後も利用しやすい列車になりそうですね。