JR東日本の宇都宮線・小金井~黒磯間、日光線・宇都宮~日光間で活躍する205系600番台をご紹介します。
宇都宮線・日光線用205系600番台とは
宇都宮線・日光線で活躍する205系600番台は、かつて日光線で運用されていた107系ならびに宇都宮線で運用される高崎所属の211系置き換え用として、京葉線・埼京線への新型車両投入に伴う余剰となった車両を改造した上で205系600番台として、2013年3月16日より運用開始。4両×12編成の48両が在籍中。
205系600番台のうち、Y11編成・Y12編成は、元埼京線車両で原型の顔です。
そのほかの編成は、元京葉線の車両で通称「メルヘン顔」。湘南色と日光線色の2種類があります。
日光線色の編成には、「Nikko Line」や日光をイメージしたロゴが貼られています。
日光線色の車両は、車番表記が車端部に小さく書かれているのも特徴的です。
車外行先表示器
205系600番台のうち、元埼京線のY11・Y12編成はLED式行先表示器が装備。
Y11・Y12編成以外の車両は、字幕式行先表示器が装備され、表示内容は共通となっています。
車内
改造時にモケット柄も変更され暖色系の色に。
ドア間7人掛けは変更されておらず、さらに着席部の背の部分に目印もつけられています。
レジャーとしても利用されることから、トイレが取り付けられています。
運転台
昔ながらの雰囲気漂いつつ、、、2ハンドルマスコンタイプが採用されています。また、日光線は山間部を走行することから抑速ブレーキもついているそうです。
205系600番台は、新型車両E131系600番台投入で引退
JR宇都宮線・小金井~黒磯間とJR日光線・宇都宮~日光間で使用されてきた205系600番台は、2022年3月12日のダイヤ改正で新型車両E131系600番台に置き換えられ引退が決定しています。
残り僅かな期間の活躍に期待ですね。