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JR東日本 209系2200番台 「B.B.BASE」

JR東日本

房総地区へのサイクル需要の高まり、輪行による自転車の携行が非常に増え、さらに専用の貸切列車の「サイクルトレイン」を運転するも乗降駅に制約かつ時間もかかることもあり専用列車が検討された。
またジョイフルトレイン「ニューなのはな」の引退もあり、千葉支社にジョイフルトレインがなくなることもあり、運用を撤退した元南武線用の209系2200番台を改造し、2018年1月より運用を開始。両国駅から内房・外房・銚子・佐原方面へ主に毎週土日の運転されています。

この記事は、2020年11月3日に開催された「サッポロ★黒ラベルTRAIN BAR~RYOGOKU~のときの写真です。

列車の名前「B.B.BASE」とは

BOSO BICYCLE BASE」の略が「B.B.BASE」となり、そのBを意味するものは、

・BOSO - 「房総」の各地を
・BICYCLE - 「自転車」で駆け巡るための
・BASE - 「基地」

まるで秘密基地のようなところに乗り込み房総の各地へ自転車を持ち込んで移動する、そんな列車です。
持ち込みだけでなく、事前予約で両国駅にて自転車をレンタルすることもできるそうです。

外観

白を基調としたほぼフルラッピングな塗装です。

イベントスペースとなる4号車の窓と扉は一部を除いて埋められており、自転車の絵が描かれています。

号車の表示は遠くから見てもわかるようなデカデカとした表示に。
基地な感じ、、かもしくは、まるでコンテナのような雰囲気も。

LED表示も専用のものが用意されています。

車内

1~3・5・6号車 客室

大きく4人掛けボックス席と2人掛けボックス席に分けられ、さらに各座席の後ろには

自分の愛車を安全に移動できる「サイクルラック」が備え付けられています。

座席自体も窓ガラス1枚分がボックスに充てられており、足元も広々としています。

ただし、テーブルはあまり大きくなく、食事をするにはちょっと小さいかも知れません。
さらに、テーブルにはコンセントが備え付けられており、携帯電話やスマートフォンの他、自転車のアクセサリなども移動中に充電することも可能です。

座席はリクライニングはしないものの枕が可動式となっており、好きな位置で止めることができます、、、が座高が低い方は枕自体に届きません。

何とも言えない席が車端部にはあります。まるでロマンスシートを彷彿させますが、、こじんまり過ごすにはいいかも知れません。往復どちらかは、進行方向が逆になりますけど。。

この端席にはサイクルラックが横部分に斜め向きで取り付けられています。

3号車と2号車の仕切り部には何もないフリースペースのような空間も。
しかしパイプが取り付けられここにも基地感を演出されています。

肝心のサイクルラック収納法。なんだかいろいろ大変そうですが、実際にやってみると慣れればすぐ出来そうなんでしょうか。いざ自転車で行くぞ!ってなったときにゴタゴタとしてると、、厄介ですしね。
ちなみに、サイクルラック積載にはいろいろと制約があるので、、詳しくはこちらからJR東日本B.B.BASEのページをご確認ください。

網棚には座席番号も振られています。

2号車には大型トイレが装備。同じサイズのものが4号車にも装備されています。

照明は蛍光灯にカバーがつけられており、光量不足を補うためかLEDのライトも設置されています。

4号車 イベントスペース

普段「B.B.BASE」で運転時はイベント時以外はフリースペースとして開放されているらしく、他のサイクリストの方と話しを交わしたり、と言った使い方もできそうです。

広々とした空間が広がっています。
ちなみに、全車両床はビンディングシューズ着用のまま乗車できるよう、全車両に滑り止めが施されたゴム床材を使用しているそうです。でも×のパンチング(?)加工が施されているのが基地感を演出してくれます。

座席は、普通の変わらない7人掛けが並んでいますが、モケットは黒いものに交換されています。

車端部の3人掛けも同じようです。

車端部の3人掛けの向かいにはゴミ箱があります。そういや、この編成でゴミ箱があるのはここだけな気がしました。

4号車にも大型トイレが装備。

特段変りもないような雰囲気です。

4号車には洗面台が2か所設けられております。着替えができるわけではないですが、なぜ洗面台が2か所なんでしょうか。

洗面ボウルについている蛇口には、「水せっけん」「手洗い水」「温風乾燥」の3つがついた1台3役な蛇口でしたが、新型コロナウイルスの影響で温風乾燥は使えないようになっていました。

その他

ドアの窓ガラスには、ちょっとかわいいピストグラムを用いた絵がありました。
「マナーを守って、楽しく房総をサイクリング。」企業柄啓蒙をしつつ楽しんでもらえるような配慮でしょうか。

運転台

京浜東北・根岸線、南武線時代からあまり変わっていないかとは思いますが、、

おそらく、ワンハンドルマスコンが搭載されています。速度計部分のATCコード表示部も残置されているんですね。

運客仕切りはこのようになっており、前面展望を楽しむこともできます。

座席表

現在全車自由席の扱いだそうなのですが、ネット上では座席指定された乗車票を見たので、、参考程度にご覧ください。

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