スポンサーリンク

JR東日本 「SLばんえつ物語」 C57+12系

JR東日本

JR東日本の磐越西線・新津-会津若松間で1999年より運行されている「SLばんえつ物語」号。
蒸気機関車が単独でけん引する両数が7両とSL列車でも日本最長の規模を誇る同車は何度かリニューアルを実施。現在の姿になっています。2023年現在の「SLばんえつ物語」号をご紹介いたします。

外観

C57 180号機は、現役引退後新津市立新津第一小学校で丁寧に保管され状態が良かったから大宮工場にて動態復元され現在も活躍しています。

1号車・4号車・7号車に展望車両が連結され、うち1号車は「オコジョルーム」、7号車は「グリーン車指定席」で4号車はフリースペース扱いになっています。

車内 7号車グリーン車

「SLばんえつ物語」号の目玉でもある7号車のグリーン車は1+2のシートが並んでおり、非常にゆったりとした空間に。

座席リクライニングは相当な傾斜ができるほか、肘置き部にインアーム式のテーブルも備え付けられています。
ただ、、、、座り心地ですが腰部分のモケットが少々せり出してきているような感じで座席のホールド感は微妙。限られた人数でゆったりとした空間で過ごすことはできるので快適なのは間違いありません。

グリーン車指定席券を所持してない場合は、7号車グリーン車はデッキを含め入室はできないので、入室の際は必ず購入を。

座席筐体には1枚板が使われているほか、外観と似たような色使いの木目調で統一されています。

7号車の新津方にはグリーン車専用の展望スペースも。

展望スペース内は電気が仕込まれたベンチが置いてあり、思い思いの時間を過ごすことができます。

客室部との仕切りには、

「SLばんえつ物語」号ロゴが入った看板や、

ガラスケース内に入れられた速度計や点検ハンマーなど、けん引するC57形蒸気機関車にまつわるものが展示されています。

車内 2・3・5・6号車普通車

レトロな雰囲気漂う普通車はすべての座席でボックスシートに。

窓側に設けられたテーブルのほか、通路側の乗客も使えるよう小さいながらテーブルが設けられています。

4号車 フリースペース展望車両

4号車はフリースペースとして利用できる展望車両が連結されています。昔ながらの郵便ポストは現在も使用でき、投函するとオリジナルスタンプが押印されて配達されるのだとか。
切手がない場合も5号車にある売店で発売されています。

展望車両の1番人気は階段上がったこちらのソファ席。普通車指定席で相席になるのを避けるためかここに陣取っている人もいますが…フリースペースなので譲り合って利用したいところですね。

1号車 展望車「オコジョルーム」

1号車は展望車両「オコジョルーム」。「SLばんえつ物語」号自体、乗車時間が長いこともあってか、こういったスペースも非常に人気。

子供にはたまらない設備がたくさんあります。

撮影用の顔出しパネルも用意されています。

1号車の会津若松方には展望スペースが設けられており、会津若松行きではSL独特の息遣いを、復路の新津行きでは流れゆく景色をのんびりと眺めることができます。

さらにSLを間近で感じれるよう、またお子様などが見えやすいようステップも設けられています。

頑張れば…ダイナミックな雰囲気を味わえます。

「SLばんえつ物語」号は、土・休日を中心に4~11月まで運行中。

検査等で運転日が変わることもありますが、基本的には土・休日を中心に4~11月まで運行されており、すべての車両が指定席で自由席はありません。
乗車には、指定席券が必要で、乗車日の1か月前の10時からJRの「みどりの窓口」、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」、旅行会社等で予約できます。

定期検査を終えて元気よく走る「SLばんえつ物語」号に、ぜひ乗車してみてはいかがでしょうか。

画像ギャラリー

タイトルとURLをコピーしました