東武鉄道でかつてより使用されていた東武1800系を改造して登場した6両編成の300系と4両編成の350系。特急型とはいえ、元の急行用車両として車内の座席はリクライニングしないなど、他の特急と比べサービスに差があるため、スペーシア車両での料金よりも比較的安価に設定されています。
今は350系4両編成×3本が在籍し、特急「きりふり」に使用されています。そんな350系をご紹介します。
車内
リクライニングのしない転換クロススートが並んだ車内。
座席のモケット(色・柄)もちょっぴり時代を感じるものです。
また、前の座席部に足置きが設置されて居住性を高めようとされています。
座席の背面はテーブルが備え付けられているほか、
壁面にもテーブルがあるので、グループでの使用時も便利に使えます。
シートピッチ(座席間隔)は960mm、向かい合わせで利用するとちょっと狭さを感じるかもしれません。
一番後ろの4号車は、夜行列車「尾瀬夜行」・「スノーパル23:55」で使用されるときは、女性専用車になるそうです。
ちなみに、この扉は自動扉のものと引き戸のものとあります。
お手洗い
お手洗いは1号車と4号車にありますが、和式です。
また洗面台の設備はありません。これを夜行列車として運用していたんですから驚きです。。。
その他
自動販売機が1号車と4号車に設置されていますが、、このとき4号車の自動販売機は休止状態でした。
過去には「しもつけ」で浅草~東武宇都宮間の運用もありましたが、現在「きりふり」のみで使用される350系です。
新型特急「リバティ」の登場もあり、いつ運用撤退してもおかしくない同車ですが、残り少ない活躍に期待ですね。