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近畿日本鉄道(近鉄) 30000系 「ビスタEX」

近畿日本鉄道

近畿日本鉄道が1978年に「ビスタカー」の後継車として登場、1988年の21000系アーバンライナーがデビューするまで、近鉄特急を代表する車両として活躍。現在でも2階建て車両を活かし観光をメインに運用されている。
ここでは、リニューアル/塗装変更後の姿をご紹介します。

外観

正面はフルカラーLED表示器を搭載し、「吉野連絡」の表記も対応。

側面は3色LED表示器で表示されており、こちらも「吉野連絡」に対応。

中間2両は「2階建て車両」で、階上席(2階席)が一般席、階下席(1階席)が3~5名利用時に購入できる「グループ専用席」。

リニューアル後も「VISTA CAR」の表示は健在です。

車内

先頭車

両先頭車は赤系の座席が配置。リニューアル後は近鉄お得意の「ゆりかご式」の座席に。

座席は「ゆりかご式」で座面が沈み込むので快適に過ごせます、、が22600系と同じ構造ですが電源コンセントは設置されていません。
にしても、ちょっと背もたれ部のぐちゃぐちゃとしたデザイン、、、なんなんでしょうか。^^;

中間車(2階建て車両)

入り口すぐに階段があり、乗り込んで自分の座席位置がどっちかわからない…!なんてこともあり入り口すぐで滞留。結果乗降に時間がかかるといった2階建て車両が仇となるような場面も。
ちなみに、取材日は近鉄×おジャ魔女どれみのコラボ企画が実施されており、「志摩スペイン村」のキャラクターが置いてあるディスプレイに、「おジャ魔女どれみ」のキャラクターが置いてありました。

この号車/座席案内が非常にこじんまりとしていて、自分の座席はどこ?となってデッキで滞留して乗降に時間がかかる…らしいです。
デザイン的には分かるように作っても、結局乗客が見なかったら意味がないですからね。。

一般席

さて、2階席は青系のモケットで統一されています。背もたれ部のデザインがちょっと残念ですが、爽やかな色づかいですね。
先頭車に比べ若干天井の高さが低く(あくまで若干です。)、人によっては頭をぶつけたりする可能性も。それでも2階席とは思えないぐらい天井の高さは取られています。

平屋席の座席と同等、22600系以降で採用されている「ゆりかご式」の座席です。

グループ専用席

階段を下りていくと出てきます。

奇数人(3,5)だと使いにくかった鉄道旅行でもこれだと使いやすいですよね。とはいえ5人だとちょっと窮屈かもしれません。テーブルからも遠くなりますからね。

その他

健康増進法に合わせ、「ビスタEX」でも喫煙室を設置。喫煙室の向かい側は機器が載っているようで窓は塞がれています。

先頭車から中間車(2階建て)へのデッキ。中間車が2階部分につながっているため階段になっています。

さて、そんなデッキ部分に洗面台とトイレがあります。

洗面台はちょっと昔ながらの雰囲気が。

トイレは洋式で、なんと温水洗浄便座「ウォシュレット」が装備されています。
近鉄特急は12200系を除いてウォシュレットが装備されているそうで、すごいですよね。

座席表

大阪線基準で考えると、名古屋・伊勢志摩方面が4号車、大阪・京都側が1号車です。増結等で号車番号が変わることがありますので参考程度にご覧ください。

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