高知を代表する幕末志士「坂本龍馬」。1835年11月15日に高知で誕生し今年生誕190年の節目の年。
そんな節目のタイミングで、行きつけの居酒屋の方から「最高な戻りカツオ」を食べに行きたいという願いもあり、アテンドしつつ最高の旅行をしてきましたのでご紹介いたします。
- 旅の始まりは東京駅から
- 旅情を盛り立てる夜行列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」
- サンライズの旅はあっという間…
- 快速マリンライナーで四国入り・その後撮り鉄
- 朝食を食べていないので…一旦「うどん」を挟みます。
- 再び撮り鉄へ
- 多度津駅へ移動。多度津からはあの列車に乗車。
- 四国まんなか千年ものがたりの素晴らしい車窓
- 大歩危駅からは特急南風で一気に高知へ
- 高知駅から移動するとき…とさでんの珍客に遭遇
- お昼は…高知の新名物!?「玉子焼きめし」のらーめん チョンマゲへ。
- 高知の繁華街はお祝いムード
- 夜は高知で楽しい宴会♪
- メインとなる翌日…まずはご挨拶
- この旅のメインのために…こちらでもご挨拶
- 中土佐の町を少し散策
- ここからが本当のメイン。鰹の藁焼き体験!!
- 藁焼きしたてのかつおのタタキを…いざいただきます!!
- 久礼大正町市場をあとにし…軽く散策したのち観光列車へ
- 高知駅からは生誕祭ムードのあるところへ…
- 坂本龍馬生誕地
- 高知市商店街「龍馬生誕祭」
- 弾丸ツアーさながら…岡山行きの最終列車で脱藩します。
- 岡山からはサンライズで帰京
- 旬なかつおを食べる最高のツアー
旅の始まりは東京駅から

旅情を盛り立てる夜行列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」
今回、東京駅から高知入りへは飛行機かクルマを予定しておりましたが、坂本龍馬の生誕祭の影響なのか、宿も飛行機もなかなか取れず…
さらに岡山までの寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」両列車とも、満席状態が続き…

新幹線での四国入りを考えていましたが…なんと当日お昼に空きが…!

奇跡とも言えるチケットをe5489で手配し、満を持して「サンライズ出雲」に乗車します。

今回も「サンライズ出雲」はソロの利用。
身体の負担軽減のため、カメラキャリーを利用しましたが、荷物置き場はギリギリ。
ここのサイズはおそらく、機内持ち込みサイズ+アルファ分ぐらいの幅ですね…。


夜行列車の旅をさらに盛り立ててくれる持ち込んだお酒たち。
筆者の最寄り駅から、携帯用の小さいクーラーバッグを持参し、さらに保冷剤も用意したので…キンキンに冷えたお酒を車内で堪能。最高な瞬間ですね。

いつもは売り切れているシャワーカード。
この日は東京駅発車時点では売り切れていませんでした…が筆者はいつも面倒なので、家で浴びてきたり職場で浴びてからサンライズに乗車しています…。復路はいつも悩みますが。
東京駅を発車した寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」号。
ソロの隣にある「ラウンジ」はいつも賑わいますが…

いい時間になると、さすがに誰もいなくなります。
サンライズの旅はあっという間…


場所は変わり、明朝の岡山駅。
サンライズ瀬戸・サンライズ出雲の切り離しはいつも人気ですよね。
快速マリンライナーで四国入り・その後撮り鉄

今回乗車券は往復割引を利用。快速マリンライナーでの坂出乗換は特例でOKでした…よね…?

場所は変わり予讃線「讃岐塩屋駅」。
最初は琴電での撮影も考えましたが…「サンライズ瀬戸」に乗って高松へ入れなかったので断念。

この日は平日でしたが、最近は利用客が多いこともあってか、土休日の前日(金曜日等)にも増結され、4両で運用されるようになったみたいですね。

再リニューアル前のL編成+S編成はこの先貴重になる…ような気がしますので、、、記録できてよかった。
朝食を食べていないので…一旦「うどん」を挟みます。
讃岐塩屋駅から徒歩4分ほどのところにある「セルフ釜揚げうどん岡じま 丸亀店」

肉うどんをチョイスしましたが、、、高いし肉の質も微妙ですし…
やっぱりJR四国グループの「めりけんや」がなかなかいいですよね。
再び撮り鉄へ
讃岐塩屋駅へ戻り再び撮り鉄。


8600系は通常期は3+2+2の編成が所定…ですよね。
たまにいしづちに3両が入ったりハチャメチャな組成なイメージもありますが…まともに撮ったのも初めてかも…?

最後に7200系4両編成の普通列車を撮影して撮影は終了。
多度津駅へ移動。多度津からはあの列車に乗車。

バリアフリー化工事が進められている「多度津駅」。駅舎はこのままなんでしょうか…?


久しぶりに乗車する「四国まんなか千年ものがたり」そらの郷紀行。

いまは停車位置も変更になっていますが…観光列車が入ってくる光景はいつ見てもいいですよね。

今回は1号車に乗車。実は途中から同行する方が取ってくれました。

前面展望しやすいのも1号車の魅力。

2号車へ行くと…お土産品の一部が置いてあるほか、お世話になっているアテンダントさんに久々にお会いすることができました。

非番や公休、休憩中の多度津運転区の方のお見送りを受けて多度津駅を発車。
のんびりとした約2時間の旅がはじまりました。

こんぴらさんへの参拝口の「琴平駅」では、ラウンジ前に看板も。
秋をイメージした可愛らしい装飾になっています。

経済産業省の近代化産業遺産に選ばれた「琴平駅」の駅舎。雰囲気がいいですよね。


前回より、iPhone17Proを導入した筆者ですが…
一眼レフで撮影した写真と遜色ない印象…。特に晴天時は写りが格段に向上していますね。

さて、琴平駅到着前に注文したビールが、琴平駅発車後しばらくしてから提供されました。
システムやオペレーション的には致し方ないとは思いますが…「千年ものがたり」「伊予灘ものがたり」ともに、テーブルオーダーだと提供が遅すぎて…多少の利益を逸している気もします…。なんせ提供が遅い。

ビールに+150円でつけられる「フィッシュカツ」。
「四国まんなか千年ものがたり」に乗車すると、大体この「フィッシュカツ」ばっか食べているような気がしますね…。

列車はどんどん南へ進み…「坪尻駅」に。


ちょうど紅葉のいい時期ですね。なんにもない。けどそのなんにもないがいいんですよね。

スイッチバックを行い、坪尻駅に到着。ここでは記念撮影など思い思いの時間を過ごしています。

スイッチバックの引き込み線の奥は紅葉が広がっています。きれいな光景ですし、駅に掲出されているポスターにも採用されていますよね。


特急南風10号と離合。
通過後は逃げるかのように発車に。

ご利益ありそうなこちらは…食事の埃よけのカバー。若返るためにも笑顔を大切にしましょうかね…。
四国まんなか千年ものがたりの素晴らしい車窓

坪尻駅を発車した「四国まんなか千年ものがたり」は、徳島県に入り勾配をゆっくりと下っていきます。

阿波池田の街並みを一望。これから向こう側へと進んでいきます。

続いて吉野川橋梁を渡ります。


吉野川橋梁を渡っていると、進行方向右側には「かかし」のお出迎え。

そしてこの景色…何もないが何もないのがまたいいですよね。

続いて吉野川を渡ります。

水質ランキングでは、仁淀川がトップですが…ここ吉野川の水質もかなりよさそうですよね。


一番のハイライトとも言える第二吉野川橋梁。
少し紅葉が色づいている時期…最高なタイミングで乗車することができました。

妖怪屋敷と石の博物館がある、道の駅「大歩危」からお手振り。こういったお手振りは本当に嬉しいですよね。

久しぶりの乗車もあっという間で、大歩危駅に到着。
「四国まんなか千年ものがたり」はお見送りやお手振りこそ少ないものの、景色とゆったりと流れる時間がカバーして、あっという間で楽しい時間でした。また乗車したいですね。

頂いた記念乗車証は、担当が女性車掌からだからなのか分けられているんですかね。
大歩危駅からは特急南風で一気に高知へ

「四国まんなか千年ものがたり」のあとは、特急「南風」7号で一気に高知へ。
赤いアンパンマン列車でした。
高知駅から移動するとき…とさでんの珍客に遭遇

ノルウェーのオスロ市電で運用されていた198形。まさかこんなところで遭遇するとは…


さらに事業用の貨1形


先ほど撮影した198形。貸切とはいえ…一体なにがあって走らせていたんでしょうか…。
お昼は…高知の新名物!?「玉子焼きめし」のらーめん チョンマゲへ。
〒780-0842
高知県高知市追手筋1丁目8−15

高知名物らしいのに…なかなか行けなかったのでお腹を空かせて行きました。

「本家 玉子焼きめし」を注文。

つやっつやの焼きめしは玉子のみ。

パラパラ…とまではいかなくともベチャでもない、ほどよい塩梅の焼きめしは、玉子の味わいが広がりおいしい…。

味変するためにタレや胡椒もあります。
でも…味変をするものが置いてある時点で…その味に自身がない証拠とも取れるんですよね…。

いろんな味変を試しましたが…結局は普通の味が一番…。
そして食べ終えたお皿には油がギットリ…。でも、まぁ美味しかったですね。ごちそうさまでした。
高知の繁華街はお祝いムード

高知の有名な商店街・帯屋町。


夜は高知で楽しい宴会♪
夜は地元高知の方と、東京で行きつけの居酒屋の方と合流し宴会♪
翌日のために「カツオ」を抜きのオーダーでしたが、かなりボリューミーなラインナップ









そして、、高知名物ともいえる「お座敷遊び」。立てることのできない天狗のおちょこや、穴の開いたひょっとこなど…
お酒文化ならではの一面も。でも、楽しかったですねぇ。
メインとなる翌日…まずはご挨拶

凛々しい姿の坂本龍馬様。
この日は、坂本龍馬の生誕祭ということもあり、観光客の姿もちらほら。


後ろ姿も前からの姿も美しすぎます。

桂浜を散策します。

日本の夜明けぜよ。と言わんばかりの快晴と太陽がいい味を出してくれています。
この旅のメインのために…こちらでもご挨拶

高知駅にいる幕末三志士像にもご挨拶。雲一つない快晴ですね。

奥の観光列車にも乗車したいところではありますが…2000系の特急「あしずり」に乗車。
中土佐の町を少し散策
高知から乗った特急「あしずり」1号を土佐久礼で下車。
鰹漁師の町・中土佐を軽く散策します。

鰹に感謝・供養する石碑や

桂浜よりもきれいと言われる太平洋を眺め…

津波避難タワーからも雄大な太平洋の景色を眺め…のんびりとした時間を過ごしました。
ここからが本当のメイン。鰹の藁焼き体験!!

中土佐町の一番の名所でもある「久礼大正町市場」

高知名物「いも天」なども並ぶ小さな市場ですが…

高知県でも一二を争うぐらい有名な「田中鮮魚店」。ここで藁焼き体験をさせていただきます。


捌かれた鰹は新鮮な状態で、朝の競りで仕入れたもののようです。

こちらは実際にお店に出す用の鰹。4本がずらりと並び、勢いよく立ち上がる炎で一気に藁焼きされていきます。

表面がしっかり焼けたら、返してもう一度藁焼き。
こうして一瞬の火入れで鰹のタタキが完成します。

さて、今回6人で参加した鰹のタタキ藁焼き体験。
もちろん筆者もやってみましたが、、
立ち上がる炎の熱気は想像以上で、思わず腰が引けるほどの迫力。
さらに藁を追加する作業も体験してみましたが、800〜1000℃の熱を目前にすると、手を伸ばすのにも勇気がいりました。
見ていると簡単そうに感じる工程ほど、実際にやると奥深くて難しい。まさに職人の世界。職人さんが当たり前のようにこなしている作業が、どれだけ熟練の技なのかを体感した最高のひとときでした。
藁焼きしたてのかつおのタタキを…いざいただきます!!

かつおに番号が振られているわけではないので…どれが誰のかつおか分かりませんが…
みんなで焼き上げた鰹なのでどれもおいしい…!
かつおのタタキは、藁焼きの香りがしっかり乗っていて、口に入れた瞬間に旨みがぶわっと広がります。
また、仕入れしたてのかつおなので鮮度も抜群。味も最高でした。


せっかくなので…かつおのタタキのほかに、かつおとカンパチの刺身。
どちらもプリっとした食べ応えで…贅沢そのもの。最高な時間を過ごせました。
田中鮮魚店様、本当にお世話になりました。ご馳走様でした♪
久礼大正町市場をあとにし…軽く散策したのち観光列車へ

いつ見ても…日本一カッコイイと思う観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。
復路の「開花の抄」に土佐久礼から乗車します。

見慣れた光景…なのはいいことなのかわかりませんが…。。。
筆者がこの観光列車に乗ると、よくこの宴会スタイルを見ることになりますね…。下総の汚客がスミマセン。

途中、安和駅では素晴らしい光景が広がります。
天候に恵まれ、最高なかつお日和でした。

安和駅を発車したあとも、もう一度雄大な太平洋を眺め…

須崎駅では今回参加の6名と記念撮影。そして少しカオスさがマシになった19分間劇場を満喫。

須崎駅発車後に、筆者はビールから日本酒へシフトチェンジ。
日本酒のラインナップは変わったものの…曲者の味を入れてくるのもこれまた面白いところ。

ラピュタみたいな…白石工業土佐工場を通過し…

列車は佐川駅に停車。


駅名標や郵便ポストがおしゃれになっていました。最近乗ってなかったですからね…。

カウンタークローズ前に、日本酒「桂月」を。
飲み比べを飲むより、こっちを飲むほうが好きかも…。
とはいえ、、夜明けの箱も欲しいから悩ましいところですね…^^;

仁淀川橋梁を渡り…この日は波川神社でのお祭りのためか…?堤防でのお見送りがおらず少し寂しい気持ちに…。

現実とも言う方もいらっしゃる…高知城が見えてきたらあっという間に終点の高知駅に。

座席レイアウトが変わってからは初めての乗車でした。
手前がボックスってのもいいですよね。
高知駅からは生誕祭ムードのあるところへ…

やってきたとさでんは、高知だいすきポケモンヌオーのラッピングされた車両。




車内外ともにヌオーがあるほか…座席モケットも青色になっていました。
坂本龍馬生誕地

坂本龍馬生誕地には石碑と御神燈が。
高知市商店街「龍馬生誕祭」
帯屋町商店街をはじめとする、高知市内の商店街や高知市繁華街にある「中央公園」にて「よさこい演舞」やグルメを楽しめる「屋台」など…お祭りムード。
ここで「よさこい演舞」を少し見学…





各チームや団体によって、まったく色が異なるのが「よさこい」の面白いところ。
今年夏に、東京の明治神宮エリアで開催された「スーパーよさこい」も観ましたが…本当に面白いですよね。
きれいに揃った演者や、途中で衣装チェンジする団体など…見ていて飽きません。
名残惜しい気持ちがありつつ…筆者はよさこい会場をあとにします…。
弾丸ツアーさながら…岡山行きの最終列車で脱藩します。


高知からは岡山への最終列車となる特急「南風」28号に乗車。
微妙に写っている幕末三志士と、お見送りに来ていただいた地元の方と別れをつげ…

車内で一人反省会。
前回四国から離れるときは…どこか悲しい涙でしたが、今回は悲しくない・また来たいと思える涙でした…。
岡山からはサンライズで帰京



岡山からは、寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」に乗って帰京します。今回は瀬戸編成で14号車。

残念ながらシャワーカードは売り切れ…。シャワーを浴びたかったんですよね…。大人しく家に帰ってお風呂に入ります。

14号車のこちらは「サンライズシングル」。ソロに比べて広く、荷物の多い筆者にとっては非常に使いやすい。
できれば「シングルデラックス」がよかったんですが、空くわけもなく…さらにこの列車もずっと満席でしたので、確保できたのは奇跡でした。

明朝・7:08の時刻通りに終点東京駅に到着。
急いでないときに限って時刻通りに走るので…もう少しゆったり乗りたいですね…笑
旬なかつおを食べる最高のツアー

今回、行きつけの居酒屋のオーナー・スタッフの方が「最高な旬のかつお」を食べたい…!とリクエストがあり、高知の方々にいろいろお願いをして実現できました。
お世話になった方々には改めてこの場を借りてお礼申し上げます。
旬なかつおは最高においしく…また坂本龍馬の生誕祭もあり…
どっぷりと浸かった高知にまた行きたいと改めて思いました。また行ければいいな…。
最後まで駄文をお読みいただきましてありがとうございました。
