2022年に一部客車のリニューアルが行われた「SL冬の湿原号」。2023年には中間の残る3両もリニューアルされ、5両すべてがリニューアルとなった「SL冬の湿原号」の下り便・標茶→釧路間で乗車してきましたのでご紹介いたします。
下り・復路便の始発駅・標茶駅
いい天気に恵まれたこの日。往路は撮影に専念して、復路に乗車…というスタイルだったので駅前はにぎわっていました。
「改札」は列車別で駅員による改札が実施されています。
ちゃんと「SL冬の湿原号」のプレートも用意されていました。
入換作業も若干の遅れか…。
復路はテンダー車が先頭になるので好みがわかれるところ…。
すでに前照灯は消され、うっすらと見える尾灯により入換がわかる程度…。
客車乗車前にサボを観察
2023年運行分のサボはこちら。
上の写真のタンチョウと山々が描かれたデザインが特にいいですよね。車内で購入することができます。
入換作業も終わり、いよいよ乗車…!
乗車したのは「2号車」で、旧型客車44系が連結された車両。
ダルマストーブが置かれていて、、、座席はちょうどダルマストーブの真横…。
こんな奇跡ってあるんでしょうか。
時折車掌さんが石炭を入れて火力の調節を行っていました。
SL冬の湿原号は、標茶駅を発車…!
のんびりゆったりとした時間が流れる車内…
復路分の乗車証明書が車掌より手渡されました。
タンチョウ飛来の地…茅沼駅
茅沼駅はその昔、タンチョウの餌やりをしていたことから今でも飛来してくるそうで…
茅沼駅到着前には…タンチョウ飛来の地でタンチョウの足跡と思われる雪の踏み跡が…
特別天然記念物が目の前にいる…そんな光景に涙を流しそうになる筆者。今年もこの景色を見ることができて幸せな時間を過ごせています…。
茅沼駅を発車した「SL冬の湿原号」は、国道391号線から離れシラルトロ沼付近でパシャリと一枚。
そして、塘路駅からは釧路川に沿って釧路へと向かいます。
途中、カヌーされている方を見かけ…お互い手を振り合う…。これぞ観光列車のあるべき姿ですよね。
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、、、2号車の旧型客車車両だけ「窓」が開くので…
景色をより大胆に楽しむことができるほか…
このようなジャーナル構図で撮ることもできます。(下の写真は…釧路湿原~細岡間の俯瞰スポットをジャーナル撮り…)
「SL冬の湿原号」はあっという間に終点の釧路駅に…
たまたま同席したボックス席の方々と和気あいあいとお話をしていると…あっという間に「釧路駅」に到着。旅の醍醐味はお酒であったりボックス席で偶然一緒になった方と和気あいあいとお話をしたり…観光列車としての楽しい時間を過ごすことができました…!