阪急電鉄で1960年から1964年までの間に製造された2000系をアルナ工機で改造の上、能勢電鉄に1700系として1990年から1992年に竣工された同車。1754編成と1756編成が2022年12月16日に運行終了予定で、残る1700系は1755編成と1756編成の2編成のみに。。その2編成も引退まで近いと思われる能勢電鉄の1700系をご紹介します。
外観
阪急マルーンの色を受け継いだ能勢電鉄1700系。能勢電鉄への導入に際し、前面・側面に行先表示器を設置改造されたのだとか。
前面の方向幕もさることながら、側面の方向幕もちょっと独特。
車内
変わらぬ阪急のDNAを受け継ぐ、木目調のパネルとオリーブ色の座席。どこか落ち着きます。
袖仕切り部もパイプのみの簡素なもので座席はすべてロングシート。
車端部にモケット柄が変えられた優先座席が設けられています。
銘板にはナニワ工機昭和37年とあります。今年で60年選手。とてつもない活躍ですね。
運転台
ワンマン機器が設置された運転台ですが、懐かしさや古さを感じる部分も。
ちなみに、1704編成以外の残りの3編成は、速度計とATS表示器がデジタル化されているようです。
能勢電鉄1700系の1754編成車・1756編成車は、2022年12月16日まで。
能勢電鉄にて運行される1700系の1754編成車と1756編成車は、2022年12月17日のダイヤ改正に伴う運用減で運行終了予定。
現在、運行を終了する1754編成車と1756編成車には、引退記念のヘッドマークが取り付けられているほか、能勢電鉄のこちらのページより、運行の有無を確認することができます。