2022年9月23日に、西九州新幹線・武雄温泉~長崎間が開業し、在来線の長崎本線の電化設備撤去に伴い運行できなくなる「36ぷらす3」に代わり新しく、「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」から再改造された「ふたつ星4047」。武雄温泉~長崎間を往路は江北・肥前浜経由、復路は大村経由で運行される新しい観光列車をご紹介します。
外観
白色一色に塗られた車体は、カラーがホワイトサフを吹いたような…そんな色味に感じます。
「ふたつ星4047」のロゴが随所にあしらわれています。
このロゴは先頭部にありますが、このロゴ…顔に見えなくもないですか…?
車内
1号車 キハ47-4047 (普通車指定席)
改造元の「はやとの風」の車内の雰囲気は変わらず、大きく改造はされていないようですが、、、
ヘッドレストリネンは撤去され、リネンが無いのが定位となるようです。
旧展望スペースはソファのような座席が設置されました。
ちなみにこの座席は可動式で少し移動させることができます。
天井部分まであった天窓は、カバーのようなものがかけられ少し遮られる形に。
また、可動式のソファを設置したことによって座席と座席の間の幅は非常に狭く、移動にも障害が出そうな雰囲気。
また、通路も狭くなり展望スペース部分は歩きにくくなっています。
2号車への車端部には、フリースペースとして記念乗車証とスタンプが設置されています。
下部にはごみくず入れがあります。
さらに奥には荷物置場が設置されています。「はやとの風」時代にはなかった装備で、キハ47の狭い車内に大きな荷物を置く場所があるだけで助かりますが、、、無理に造りつけた感も見えます。
スペース向かい側にはトイレが設置されており、
車いす対応のトイレが設置されています。
3号車 キハ147-4047 (普通車指定席)
3号車も1号車同様「はやとの風」の雰囲気が濃く残っています。
こちらも1号車同様、元展望スペース部にソファを置き、座席としていますが、木目調の色味が揃えられていなかったり、モケット柄がちょっと浮いていたり、、、
強引に造りつけた感が否めません。
以前はフリースペースだった運転台背後にはイスが設置されています。
そして、さらに荷物置き場も設置されましたが、、、ただでかい箱が設置された感も。下側にものを入れると上部には入れることができず、仕切りがないので逆に置きにくくなるような気も。
ただ長尺物を置くには便利なような。。
1・3号車共通
乗降ドア上にはロゴシールが貼り付けられています。
車端部には停車駅が「午前」「午後」まとめて表示されています。
乗降扉のステップが一部埋められています。
2号車 キシ140-4047 「ラウンジ40」
2号車には「ラウンジ40」というフリースペースと売店が設置されています。
乗降扉は「STAFF ONLY」と乗降できないようになってます。
2号車の「ラウンジ40」は、どこか見覚えあるような雰囲気ではありますが、、元は「いさぶろう・しんぺい」からの改造車。一気に変わっています。
大きなテレビモニターや座席などが、、、「36ぷらす3」の雰囲気たっぷり。
とはいえ、運行区間や経緯が似て非なるものなので、、、合わせたのでしょうか。
車内販売カウンターの向かい側には、冷蔵庫があり、展示を兼ねて商品が冷蔵されています。
窓枠に木組みが取り付けられているほか窓に「ふたつ星」のロゴが描かれています。
車内販売メニュー
みかGINサワー650円とチーズケーキスティック700円
チーズケーキスティックは手軽に食べれるサイズながら、おいしく頂けるもの。
手軽にスイーツが頂けるのでいいですね。
ふたつ星★★4047の車内販売ビールは「黒ラベル」。
最初は「黒ラベル」なんて珍しいなぁ…っと思ったら★をかけているのですね。
運転台
ほぼキハ47から変わりませんが、車外の安全確認カメラの映像が窓上のiPadに表示できるようになっているようです。
時刻表
そのほかにも、大村線内など行き違い等で停車することもあります。