観光列車「etSETOra(エトセトラ)」とは?
ラテン語で「その他いろいろ。等々。…など。」という意味をもつ「エトセトラ」のほか、「えっと」は広島弁で「たくさんの」「多くの」という意味があり、掛け合わせて「etSETOra」(エトセトラ)のという列車が誕生したそうです。
2021年10月2日より、往復呉線経由での運行に。
デビュー当時は、往路は海の見える区間が多い呉線経由、復路は山あいを力強く登る山陽線経由、さらに復路は平日と土休日で運行時刻が違うなど、ちょっと使いにくい観光列車でした。
その「etSETOra(エトセトラ)」は、「復路も海が見たい」の声に応え、往復ともに呉線経由での運行になりました。
その往復呉線経由で運行となった初日に乗車してきましたのでご紹介します。
観光列車「etSETOra(エトセトラ)」について、詳しくは上記よりご覧ください。
始発駅は、中国地方の玄関口「広島」から
呉線の列車が主に発着する、「7番のりば」から観光列車「etSETOra」は発車します。
コンコース・ホーム共に「エトセトラ」の表示がなされています、、、が、半角カナで強引に入れた印象。
ホームに到着した時点で既に入線していました。
早速乗り込みます。
乗車したら、既にテーブルにはオリジナルのマスクスタンドと記念乗車証が置かれていました。
お酒を飲むのが好きな筆者は…、朝9時半からしっかり飲んでいます。
ちなみに、観光列車「etSETOra」は持ち込みについて禁止されていません。
広島駅を発車。とある列車と一部並走。
広島駅を9:32に発車。天神川駅付近を通過すると…
山陽線の貨物列車と並走。
セノハチ越えをするための後部補機も見ることができました。
なかなか走行中で見ることってないですしね。。。
山陽線と別れを告げて、呉線へ。
早速海の見える区間へと。
何もアナウンスもなく「運転停車」の連続。
写真は途中の「水尻駅」。
臨時列車ということ、さらには呉線は単線ということもあり途中駅での行き違いが非常に多くあります。
往路平日運行時
- 海田市(2分)
- 矢野(5分)
- 小屋浦(1分)
- 吉浦(4分)
- 川原石(3分)
- 広(5分)
- 安浦(3分)
- 須波(11分)
- 糸崎(2分)
往路土休日運行時
- 海田市(4分)
- 水尻(1分)
- 小屋浦(3分)
- 吉浦(1分)
- 川原石(5分)
- 広(5分)
- 安浦(3分)
- 須波(11分)
- 糸崎(2分)
復路平日運行時
- 糸崎(2分)
- 仁方(6分)
- 広(2分)
- 安芸阿賀(3分)
- 吉浦(4分)
- かるが浜(5分)
- 矢野(3分)
復路土休日運行日
- 糸崎(2分)
- 仁方(6分)
- 広(2分)
- 安芸阿賀(3分)
- 吉浦(4分)
- かるが浜(14分)
- 小屋浦(1分)
- 坂(4分)
- 矢野(2分)
呉線の線形上やダイヤの制約上致したない部分は多々あるのは重々承知ですが、、、あまりにも運転停車が多い。
さらに、運転停車したにも関わらず、なぜ列車は停止しているのか車内アナウンスがない。
呉線の特徴もわからない方がまったく初めて乗車して、突然何も言わずに駅に停車して発車してを繰り返し、、、揚げ句土休日はアナウンスない状態で「かるが浜」で14分も停車して後続の快速「安芸路ライナー」に追い抜かれる…。
呉で降りてしまえばいいとはいえ、急いでる方でも知らなかったら痛い目にあう…。初見殺しもいいところです。
これはどうなんでしょうかねぇ。。。
2分停車の「呉駅」で盛大なお見送り
一番お見送りが多かったと言っても過言ではありませんが、、、呉駅では約2分しか停車しない状況下にも関わらずお見送りが。
地元の高校生もお見送りに参加されています。
こんなお見送りがあるのに、停車時間が2分ともったいない…ホームで物販とかすればいいのにな。。。と思います。
そして、短い停車時間で配ってくれたシールは広島の秋「もみじ」と瀬戸内レモン、etSETOraが描かれたシール。
こういったシールも子供向けにはいいですよね。
車内販売を利用
往路ではワゴンによる車内販売が実施されています。
レモンサイダーとレモンケーキ、はっさくビールを購入。
瀬戸内レモンの風味が取り入れられたレモンケーキは、口が渇きますが、、、、美味しく頂けました♪
そして、はっさくビール。
広島県は因島産のはっさくを使用したビール。
うん、、、お味は…()ぜひ、試してみてください。
車内販売カウンター(バーカウンター)の談笑にイラつき。
往復呉線経由となった観光列車「etSETOra(エトセトラ)」。
復路の呉線運行開始初日ということもあるのか、支社勤務の方も乗車されてオペレーションの確認等もされていたようですが、、、
1号車バーカウンターにほど近い位置に乗車していた筆者は、、、、
バーカウンターから聞こえる談笑の声がダダ漏れで雰囲気ブチ壊し。
と感じた次第。
なんだろうなぁ、、、前回、山陽線経由の尾道→広島間で乗車したときも常連さんとの談笑でちょっとイラっとしたのに。
そもそも、観光列車の主役ってなんですか?
列車の移動時間を楽しむものもあれば、そこでの食事を楽しんだり景色を楽しんだり、、、乗ること自体に重きを置くと思うんですが、、、
乗っているアテンダントがうるさかったらもうそれはブチ壊しそのものじゃないのかな、と。。
まぁ、「etSETOra」は往復とも海を見せて、復路はお酒出してればいいだろ、車内もちょっとこだわってるからいいでしょぐらいのスタンスだとは思うんですけど、ちょっとねぇ。。。
晴天の日の景色は最高
とやかく言いつつも、晴天の日の景色は最高です。
牡蠣の採取するイカダなんだとか。
景色のいいところ(忠海駅~安芸幸崎駅間)ではいったん停車も。
まるで移動するリビングのような雰囲気も。。。
海のすぐそばを走る呉線のハイライトは最高そのもの。
須波を超えると、まもなく呉線の終点・三原駅。
新旧が一体となる駅、「糸崎駅」で運転士のみ交代する運転停車をして、尾道へ向かいます。
乗車記念ボードは運行区間を新たに貼り付けのみの対応
乗車記念ボードは、「ONOMICHI⇔HIROSHIMA」部分は、ただシールの貼り付けのみの対応。
味気ないというか、、、なんだかねぇ。
終点の尾道駅に到着。職員の方のお出迎えがありました。
エトセトラ運行開始1周年と、ようこそ尾道へ…ということでお出迎え。
えぇ、、、1周年でもっと歓迎されるかと思いきや、呉と尾道だけ…(笑)寂しい限りですね。
豪華寝台クルーズ列車「トワイライトエクスプレス瑞風」も停車・立ち寄り地にもなっている尾道は駅全体で盛り上げているのかも知れません。
乗車した「etSETOra(エトセトラ)」は降車確認後はすぐに回送として備後赤坂駅へ向けて出発します。
この慌ただしさはなんなんでしょうか。
2021年は尾道駅はなんとアニバーサリーイヤー。
「ラ・マル・ド・ボア」が5周年、「エトセトラ」が1周年、尾道駅の開業が130周年。。キリのいい数字はこれ以降ないかもなので、ほんとにアニバーサリーですね。
さて、絶景が楽しめる復路まで時間あるものの、次のページでご紹介します。