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先日、母親の誕生月のため「バースデイきっぷ」を利用して四国をぐるっと一周。そのときにサプライズで観光列車「伊予灘ものがたり」の3号車にある8名用個室「フィオーレ・スイート」をプレゼントしたときのお話をご紹介いたします。
観光列車「伊予灘ものがたり」とは
JR四国の予讃線松山~伊予大洲・八幡浜間を海が見える区間を経由(愛称:「愛ある伊予灘線」)して運行する観光特急で、デビュー時より大人気の観光列車の一つ。デビュー時の車両から2022年4月2日に2代目車両にリニューアルされました。
松山方の先頭3号車は、8人用個室「フィオーレ・スイート」
3号車は1室のみで貸切となる個室「フィオーレ・スイート」が設置されています。
1両まん丸貸切のこちらは「フィオーレ・スイート」。
特別な時間を過ごしたりするのを想定して作られています。
今回、バースデイきっぷを使って、「伊予灘ものがたり」に乗車することや行程は伝えていても、この個室に乗ることは黙っていてサプライズとして用意しました。
往路「伊予灘ものがたり」八幡浜編で…
往路の「伊予灘ものがたり」八幡浜編の道中で、次の車両はどこ…?と聞かれる場面が…。
しかし、ずる賢い筆者は、、、
お願いして取ってもらったから、ちょっと場所はわからへんわぁ…
そうやってうまくごまかして逃げ切りました…!
いよいよサプライズの時…
八幡浜編で乗車し、八幡浜駅で下車。
両親は一旦改札の外に出るそうなので、3号車近くのベンチで待機します。
八幡浜駅のサークル上の案内表示もいいですね。
はい!これ、誕生日プレゼント!
(グリーン個室券を見て)・・・・・・・
・・・・・・・・(数秒固まったのち)
えっ!?
母親に渡したグリーン個室券をすぐ隣にいた父親が奪って確認し…
へぇ~~~~~~~~~~~
いや、「へぇ~~~~~~~~~~~」ってなんだよ…!と思いながらも…サプライズは一応(?)成功したようです。
いよいよ3号車の陽華の章 (はるかのしょう) [Fiore Suite ~フィオーレスイート~]に乗り込みます。
八幡浜駅での折り返し準備は非常に時間がかかり、発車直前まで乗車できません。
どうしても3号車にギャレーがあるので致し方ないのはわかるんですが…、発車直前にならないと乗車できないのは、お年寄りの方などは焦ってしまうんではないでしょうか。
案内されて通されたのはこちら1両貸切の8名用個室。
通されるとすぐに八幡浜駅を出発し、、、専属アテンダントさんからご挨拶と個室内の説明が。
こちら「愛媛笑顔セレクション みかんジュースコンクール2022」にて、愛媛県産温州みかん100%部門最高賞の「ゴールドアワード賞」を受賞した温州みかんジュースと
こちらのクッキーがウエルカムドリンクとセットで提供されました。
「伊予灘ものがたり」道後編の旅
八幡浜駅を出発した列車はあっという間に、大洲城の見える予讃線「肱川橋梁」を渡ります。
この日の天気は微妙でしたが、大洲城からお見送りも見えます。
天気がいい時や、桜の時期はこのような景色を望むこともできます。
途中の喜多灘駅は、駅ホーム上で大洲市と伊予市にわかれることもあり、看板が掲出されています。
車内のモニターにも表示されますが、、、こちらの看板はアテンダントさんが描いたのだとか。
イラストが得意なアテンダントさんがいらっしゃるんですね。
車内で頂く絶品ドリンク&絶品グルメ
こちら、3号車「フィオーレ・スイート」限定のオリジナルカクテル「ラ・フィオーレ」です。
佐倉とパッションフルーツを2層にし、桜の花びらをイメージしているほか、桜のエディブルフラワーを閉じ込めた氷を浮かべたカクテルで、アテンダント考案のものだそうです。
その、エディブルフラワーを閉じ込めた氷がこちら。
溶けていくと桜が舞っているようにも見えるそうです。
さらにこちらも3号車「フィオーレ・スイート」限定販売の日本酒「京ひな 純米大吟醸 五億年」です。1本なんと5,000円。
控えめで上品な香りと澄んだ飲み口が特徴だそうで、食中酒として最適だそうです。
前回乗車した時には、さすがに飲もうとは思いませんでしたが…、今回はしっかり注文して父親と2人で、1本飲み切りました♪
そして、ツマミにもなる「絶品野菜とローストビーフ」を頂きます。
まだ残っているか確認を行ってくれたのちの提供でしたが、新鮮野菜のうまみたっぷりでかつ、ローストビーフも非常においしくて…これはお酒が進みますね…!
3号車専用乗車記念ボードを持って記念撮影
こちらが「伊予灘ものがたり」3号車限定の乗車記念ボード。
こちらのボードを持って、両親と珍しく記念撮影を行いました。
「双海編」「道後編」では、前面展望を貸切!
前面展望を貸し切れることなんて、なかなかない話ですが、、、ここ「伊予灘ものがたり」では、先頭車となる「双海編」と「道後編」で前面展望を見ることができ、逆に「大洲編」「八幡浜編」では、後方展望となります。
串の鉄橋
周りを気にせず、まるで窓にくっつくのかってぐらいの距離感で見れるのも利点の一つの3号車。
串の鉄橋では速度を落としてくれ、しっかりと海面を望むことができます。
そのほか、ゆったりとした時間が流れ、周りを気にしなくていいのは大きいですね。
絶景の駅「下灘」
ホーム上に出ることなく、手前から「伊予灘ものがたり」の到着を待ち望んでいるところに…列車が入っていきます。
この日は完全な晴れとはいきませんでしたが、雲もめちゃくちゃ多いわけではないのでまったりと。
駅ホーム端には「ひまわり」も植えられ、元気な姿でした…がほとんどが列車側を向いちゃってます。。。
ここでも、母親と列車の前で記念撮影を行って思い出づくり。
「伊予灘ものがたり」フィオーレ・スイートで過ごす時間は、いつも以上にあっという間。
2時間ほどの乗車時間ではありますが、「伊予灘ものがたり」の「フィオーレ・スイート」で過ごす時間は、「八幡浜編」以上にあっという間で、もうすぐ終点の松山…
ですがここでスペシャルゲストが…!
市坪駅ではなんやら怪しい…?見慣れない列車が。
進んでいくと…いました!「夕焼けビールトロッコ」。
ちょうど停車した位置がトロッコ控車のキハ185だったので、、、車内の方とジェスチャーでやり取り。
ビールトロッコの乗客は、これから楽しむんだぞ、いいだろう~~みたいな感じでしたが、
こちらはこちらで、楽しかったんだぞ、日本酒4合瓶を空けたんだぞ~~~と、謎の張り合い?みたいな状況でしたが、これが面白かったですし、四国の人の温かみを改めて実感した瞬間でした。
終点・松山に到着
旅というものは本当にあっという間で…終点の松山に到着しました。
また楽しく飲んでワイワイ…したいですし、還暦を越えた両親に対してこういった形でプレゼントができて本当によかったです。
きっぷを手配していただいた担当者の方にもこの場を借りて御礼申し上げます。
そして、最後まで駄文ではありましたがお読みいただきましてありがとうございました。