東急電鉄の5000系は、8500系の老朽化・陳腐化に伴う改修に変わり「人と環境にやさしい車両」として2002年5月2日に運行を開始。田園都市線用の10両編成×18本、東横線用に8両編成×4本の212両が活躍しています。
ここでは、田園都市線仕様の5000系をご紹介しますが、東横線仕様も外観のラインカラーと保安装置・運転支援装置、直通先の機器やワンマン対応機器などの違いとなっています。
車外行先表示器
5101F~5106Fは、種別・行先表示が分かれたタイプですが、5107F以降は一体型が採用されています。
車内
東急5000系の車内モケットは青色を採用。
バケットシートを採用し定員着座とスタンションポールも設置され、1人の座席区分が明確になりました。
車端部には3人掛けの座席が設置されています。また、一部座席は優先座席として設定されていますがモケットは特に変えられていません。
こちらは、元6扉車組み込み車両の置き換えに新たに新造された車両。
床面・化粧板に木目調が採用され高級感が演出されています。
両端2人部分はヘッドレストが装備された増備車両。不人気だったのか5050系の増備車にヘッドレストは採用されていません。
車端部は3人掛けが設定されていますが、一部車いす・ベビーカースペースとされています。
車内案内表示器
デビュー当時は15インチのものが採用されていましたが、現在は17インチに改造されています。
直通先の仕様に応じた表示も可能になっています。