近鉄23000系は、大阪・京都・名古屋などから志摩スペイン村や伊勢志摩方面へのアクセス用として1994年にデビュー。現在も「伊勢志摩ライナー」として、各地から伊勢志摩方面へのアクセス特急として活躍しています。
外観
側面は字幕式行先表示器を装備。列車によっては号車番号が変わるためなのか、号車表示も別に用意されています。
車体にはロゴマークが描かれています。
レギュラーシート
青色のシートが爽やかな印象を受けます。
リクライニングシートが並んでいます。
座席背面にはテーブルはなく、座席の肘置き部分から引き出します。
フットレスト(足置き)も装備されています。
フットレストの間に、携帯電話やパソコンなどの充電用の電源コンセントが用意されています。
名伊特急は5号車・阪伊特急は2号車に車いす対応席も用意されており、
回転させて車いすの方が利用できるようになっているようです。
車いす対応席のすぐそばのデッキとの仕切り扉は観音開きです。
荷棚部には席番表示がありますが、発売状態を示すランプも装備。
車内情報表示装置はLED式で22600系などと同等タイプです。
サロン席
レギュラーシートと同じ特急料金で利用できるサロン席。グループでの利用はこちらのほうがまったり寛ぐことができますね。
2人席・4人席ともに、ボックス一つに窓が充てられており、特に4人側は海側になるのできれいな景色を大きい窓で見ることができます。
各サロンのボックス間には譲りあいながらも荷物置き場があります。4人掛け側も2席分奥に広く、奥に入れすぎると取り出すのが大変な構造に。
サロンには壁面に電動カーテンのスイッチとコンセントが備え付けられています。
サロンにも漏れなく、座席発売状況を知らせるランプが設置されています。
デラックスカー
2列⁺1列の3列のゆったりした広さでくつろぐことができます。距離にもよりますがプラス210円から520円でこの快適さを得ることができます。
座席のリクライニング自体はさほどしませんが、ゆったりと座ることができるので、快適さはありますが、、、テーブルは肘置き部に収納されており、弁当などは食べにくいかも。
デラックスカーの壁面には特産品・真珠の装飾品があります。
お手洗い
車いす対応席のすぐそばに車いす対応のお手洗いが装備されています。
もちろん温水洗浄便座「ウォシュレット」が装備。
開閉ボタンは2か所あり、上段のボタンを押すと中途半端な開き具合で止まります。
トイレの真向かいには洗面所も。近鉄特急伝統のおしぼりもここに用意されています。
車両によっては、男性用小便器も用意されています。
その他
喫煙室
近鉄特急には一部列車を除き喫煙室が設置されてます。雰囲気は22600系そのものですね。
カフェスペース
「Sea Side Cafe」と名付けられたカフェでは、車内販売や軽食の提供があったものと思われますが現在営業はしていません。
だだっ広い空間がもったいないような気もしますね。
業務用の電子レンジもあり、、一時は軽食などが提供されていたのでしょうか。現在軽食の提供は、同じ伊勢志摩へ向かう観光特急「しまかぜ」がその役割を担っているのかも知れません。
自動販売機
現在車内販売はない代わりに自動販売機が設置されているようです。近鉄はダイドードリンコと協定を結んでいるのか、すべてダイドーですね。せっかくならPiTaPaや交通系ICカードで決済できればより便利なんでしょうけど難しいのでしょうか。
運転席
運転席すぐ後ろはガラス張りになっており、パイプベンチも設けられているので前面展望を楽しむこともできます。
2ハンドルマスコンですが、、なんだかややこしそうですね。
車掌スイッチも昔ながらのような雰囲気。ロッド式ですね。
編成表
名古屋行と大阪難波・京都行では号車の番号が変わります。