2011年3月19日より運行を開始した阪急6300系の「京とれいん」。「お客様を京都までお運びする列車」であることから、京都と列車の「Train」を掛けた「京とれいん」。2022年12月11日に定期運行が終了される予定の同車をご紹介します。
京とれいんとは
先述の通り、「お客様を京都までお運びする列車」であり、「京都」と「Train(=列車)」を組み合わせて誕生した「京とれいん」。
阪急京都本線で活躍していた6300系を6両編成に短縮のうえ、2011年3月19日にデビュー。2022年12月11日のダイヤ改正で定期運行終了が予定されています。
車内
1・2号車
1・2号車は京都の秋・「蘭の華散らし」をイメージした空間で、赤系のモケットが採用されています。
5・6号車
5・6号車は京都の緑・「麻の葉」をイメージしたモケット柄が採用されています。
1・2・5・6号車の座席
1・2・5・6号車の座席筐体は共通で、転換式のクロスシートが採用。窓側の旅客にも肘置きが設置されています。
前の座席足元には簡易的ながらフットレストバーが装備。運賃のみで料金不要の列車の設備としては豪勢に感じます。
運転台背後は2名掛けのロングシートがあり、かぶりつくこともできます。
3・4号車
京町家をイメージした3・4号車。1・2・5・6号車と比べると、全く別物です。
座席は4名掛けと
2名掛けが装備され、中央にはミニテーブルも装備。
簡易的なデッキも備わっています。
運転台
T字型ワンハンドルマスコンが採用された運転台。6300系導入時に東急電鉄のワンハンドルマスコンを見学、実際に試してみて採用したとか。
車外行先表示器
字幕式が採用された車外行先表示器。現在「京とれいん」は「快速特急A」で運用されています。
「京とれいん」は、2022年12月17日のダイヤ改正に伴い運用終了
デビューから数えて、45年近く使用されてきた6300系「京とれいん」ですが、老朽化の波には逆らえないのか、2022年12月17日のダイヤ改正に伴い運用を終了。2022年12月11日が最終運行日となります。
マナーやルールを守った撮影・乗車をし、最後まで走り抜けてほしいですね。