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JR東日本 「ジパング」 485系

JR東日本

「ジパング」は、2012年4~6月に岩手県で行われた観光PR「いわてディスティネーションキャンペーン」に合わせ、485系から改造し、誕生した観光列車です。
前年の2011年に、世界遺産に登録された「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」へのへの期待も込められてデザインされたそうです。

車内

指定席 1号車(クハ485-704)・4号車(クハ484-704)

乗降口から客席へと繋がるデッキ・通路です。真ん中のモニターには、盛岡・平泉エリアの祭りや神社仏閣、観光スポットなどが紹介されています。

仕切り扉も特徴的です。

こちらは4号車のデッキです。1号車と違ってモニター下にはなにもなく、手すりがつけられています。

指定席車の車内です。

座席は2人掛けが窓に向いて配置されています。

微妙ながら座席の向きを変えることもできる機構がついています。

1・4号車の先頭車運転台後ろには、展望スペースが設けられています。

1列目よりも2列目を高くして眺望を少しでも見えるようにと考慮はされていますが、、、
板に薄いクッションとモケットが貼りつけられており、座り心地は余りよくありません。
長時間滞在の防止なのでしょうか。

自由席 2号車(モハ485-3014)・3号車(モハ484-3014)

津軽海峡線の特急「白鳥」などで使用されていたモーター車が組み込まれており、座席モケットは変わったものの、津軽海峡線で使用されていたものと遜色ない内装となっています。

座席はリクライニングシートで、座面スライド機構も備えています。
指定席はベンチシートで、自由席はリクライニングシート。。。正直難しい部分はありますね。

車いす対応席もあります、、、が自由席がゆえに争奪戦になりそう。。

客室内にLED表示器はありますが、、いまはその表示を制御する機械がないのか無表示で、号車表示で使用されていた7セグメントLEDは、上からテープでそれっぽく再現されています。

トイレ等設備

トイレは3号車に装備。乗降扉の青色は、「白鳥」時代から変わっていないようです。

トイレは連結面に設置されていてすぐ隣が2号車。
さらには、連結部分の扉は自動扉ではないので、、、人の出入りや走行音が気になったりも。。

まるでジパングの外装の黒をイメージしたトイレ・手洗い場ですが、これも転用前のまま。
でも、黒色はシックでいいですよね。

男性用トイレ/手洗い場の真向かいには、、、

荷物置き場、、、だそうなんですが、、特に転倒/転動防止のバーがあるわけでもなく、空いた空間に「とりあえず」用意しました感もあります。

デッキ、乗降扉を挟んだ3号車客室側には、左手に業務用室、右手に車いす対応トイレがあります。
業務用室は、元々の「多目的室」もしくは「車販準備室」のような雰囲気です。

「車いす対応トイレ」は、シックながら広々とした空間です。
手洗い場が2つあるのも、また不思議な感じですが。。。

その他

LEDや字幕式の行先表示器の設置はなく、サボが差し込まれています。

元々LED表示があった箇所も撤去され、「サボ」が設置されています。

2・3号車と1・4号車は車体断面が異なるため、、、ちょっと凸凹な雰囲気も。

運転席は、、485系そのままの雰囲気ですね。計器類はグレーですが、主幹制御器が緑なのもまたいいですね。

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