JR四国が運行をする観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。通常運行日では土讃線の高知~窪川間を主に土・日に1往復していますが、2023年も秋時期に高知~奈半利間を1往復する臨時運行が設定されたので、撮影して乗ってきました。
ごめん・なはり線を運行する経緯
2021年10月~12月に「四国ディスティネーションキャンペーン」にあわせ、金曜日に高知~奈半利駅間を1往復運行されたことがはじまり。このときは、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線にグリーン料金の設定がなかったため、団体列車として運行。この運行が人気を博し、2022年4月~6月の金曜日、さらに2023年4月~6月の金曜にも運行されており、この秋にも運行がされています。
いざ、土佐の国・高知へ
撮影・乗車するためにまずは高知へと向かいます。
バスラウンジからの出発だったため、地上に降りて搭乗。天気がよかったこともあり、みなさん写真撮影に勤しんでいます。
機材は、B737-800。一般的でつまらない…と思いきやちょっとばかりパワーアップした機材で…Next Generationとでもいうのでしょうか…?
プレミアムクラスはA321で搭載されている電動シートと同じ筐体。ちょっとばかり不思議な感じでした。
離陸前の地上走行時に見た鬼滅じぇっと参号機と、政府専用機。ちょうど利用される機会があったのでしょうか。
離陸後も晴天に恵まれ…
素晴らしい景色を眺めてのんびり…
海岸が見えてきたので…そろそろ高知空港着陸かな…
高知龍馬空港に着陸しました。手荷物受取には…カツオ…さすが高知ですねぇ。
同行者に迎えに来ていただき…まずは昼食
向かったのは…「安芸しらす食堂 本店」
〒784-0020
高知県安芸市西浜3411−46
ここにも、やなせたかしワールドが。
1階は「安芸水産」の直営店で、2階に「安芸しらす食堂」があります。
階段を昇ると…「生しらす」の入荷はないのだとか。
そして日替りは「鶏の竜田揚げ」…まったくしらす関係ないじゃないですか…^^;
そんな「安芸しらす食堂」のメニューはこちら。
同行者さんは、「釜揚げちりめん丼」のセットをチョイス。しらす丼に茄子が載せられているのも特徴的です。
私は、釜揚げちりめん丼+かきあげをチョイス。
釜揚げのちりめんの上にかき揚げが載せられてるのもこれまた面白いですが…素朴な味ですごくすごく食べやすかった…
そしてしらすは、卓上にあるゆずポン酢をかけて召し上がります。そのまま食べるよりもよりおいしくなります。
さらに酸っぱさが欲しいときは「柚子」をかけて召し上がって味チェンすることも。
お吸い物にもしらすがあり…こちらもおいしく素朴な味わい…。
こちらの煮物も…こういう田舎料理と言いますか…本当にいいですよね^^
いよいよ撮影…「赤野休憩所」で撮影
どこに列車がいるでしょうか…
こちらはJR四国の1000形。高知東部道路の建設で今後見える景色が変わりそうですね。
そして本命の「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」煌海の抄(きらめきのしょう)。
海辺を眺めながら料理を頂いて景色を眺める…最高ですよね。
安芸駅へ
同行者に借りていただいたレンタカーを返してもらいつつ「安芸駅」へ。
ここに「特急」表記されるのがものすごく違和感ありますね…^^;
既に停車しておりますが…、アテンダントさんにご挨拶をしつつ安芸から奈半利間乗車できないのでお見送り…。
安芸14:33→奈半利14:53 普通
追っかけると…奈半利駅は1面1線のため回送されている田野駅で追いつき…追い抜き…
立派な駅舎の「奈半利駅」に到着。フォロワーさんにも会いご挨拶をして…
奈半利→高知間の観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」雄飛の抄に乗車
いよいよ「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」雄飛の抄(ゆうひのしょう)に乗車します。
指定された席に着席すると…いつもとは見慣れないセッティングが。
というのも…「ごめん・なはり線」運行時は、安芸駅で停車時分があり、ぢばさん市場への買い物もでき…そのときは改札を出ることから「立ち寄り証」なるものが用意されています。
また、沿線案内も「ごめん・なはり線」仕様になっています。
奈半利駅を出発…雄大な太平洋とのんびりした景色が広がります。
沿線の方からのお見送りを受けながら…「ごめん・なはり線」の終着駅「奈半利駅」を出発します。
沿線にはビニールハウスが多く並んでいます。
しばらくすると…雄大な太平洋が姿を現します。
せっかくなので宴会…
車内販売のカウンターがオープンすると…すぐそばだった筆者はカウンターオープン一番乗り。
まずはビールを頂きます。
気づいたら…ビールの瓶がとんでもないことになっていました…。
同行者さんは、「カツオのハランボ」を酒のアテに。。。
安芸駅を発車したあとも、時折太平洋が車窓を彩ってくれます。
ちょうど「赤野休憩所」付近がこちら。晴れないと景色が台無しですが、晴れると運行時間帯は逆光という…撮影者泣かせな場所ですね…。
海を眺めながら、車内の優しいBGMに包まれてお酒を飲む…なんて至福のひと時なのか…。
途中でスペシャルゲスト…「きつねさん」がやってきました!
土讃線高知~窪川間運行時にはよく出没するきつねさんですが、、、まさかごめん・なはり線でも出会えるとは…。
途中の「夜須駅」でしばし停車
大漁旗を掲げてのお出迎えの「夜須駅」ではしばらく停車します。停車時間を利用してちょっとしたお散歩。
夕陽を浴びる「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。雄飛の抄にふさわしいですね。
ここにある「ヤシの木」は、高知駅前になったものを移植したものだとか。そして移植したときよりもグングン成長を続けているそうです。
ぜひ、クリックして拡大表示してください。
ヤシの木の隙間から顔を覗かせる「夜明けさん」。
ここ「夜須駅」には、「道の駅 やす」と、「ヤ・シィパーク」「ヤ・シィパーク海水浴場」があります。
この素晴らしい景色を眺め…1日目の旅が終わっちゃうのかと…寂しさも出てきますね…。
夜須駅発車後…なんと…!?
並走しているサイクリングロードから、先ほどお出迎えしてくれた方と並走してのお見送り…!
この黄昏時の夕陽との景色も相まって…最高そのもの…。
どんどん街中へと進んでいきますが…のいち駅付近から少し都会に…。
「後免町駅」付近の「フレンド幼稚園」から最後の盛大なお見送り…!
毎日が運動会…とまでは言いませんがまるでそんな雰囲気もある「フレンド幼稚園」からの盛大なお見送り。
園児・保育士さん、職員さん総出でのお見送りでしょうか…。いま記事を書いているこの瞬間にも泣きそうなくらい…いい思い出ですし最後の最後に素晴らしいお見送りを受けて…
ごめん・なはり線の旅は終わり、、、高知へと向かいました。
(番外編)…夜の高知観光
高知といえば…夜もはずせないですよね…。というわけで「ひろめ市場」へ。
会いたい方に半分会えて半分は会えなかったですが…、、「ひろめ市場」でおいしいものを頂きました。
最後に…日本三大がっかり…と言われる「はりまや橋」で記念撮影をして宿へと向かいました…。
ごめん・なはり線を走る夜明けも最高!
「ごめん・なはり線」を走る、観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。土・日にも運行してほしいとの声も多いようですが…月1回の土・日に高知~窪川間を高知~奈半利間の運行にしてみて、、、須崎駅や沿線の方にお休みでも…とか思いますが素人ながらの考えなので難しい部分は多々ありそうですよね…。JR四国からすれば運賃・料金はあまり取れないわけですし…。
…そんなことを言いつつも最高だった「ごめん・なはり線」の「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。ぜひ一度乗車してみてください。