山陽電気鉄道の3000系は1969年11月に登場。保有する3000系車両の鋼製車のうち、リニューアル工事を施工していない1編成(3030編成)を旧塗装のツートンカラーにし、2021年5月21日に営業運転を終了し、団体で走行後は引退が予定されているこの3030編成をご紹介します。
車内
どことなく懐かしい雰囲気が残る車内ですが、登場時よりも少し手が加えられているのでしょうか。
運転台背後には、
少人数ながら掛けられる座席があります。
山陽電車・阪神電車・阪急電車あたりが、運転台仕切りのすぐ後ろにも座席がありますよね。
姫路側の運転台背後には、「避難はしご」と、優先座席があります。
ドア間の座席は8人掛けでしょうか。特段仕切りなどもなく、定員着席は望めなさそうです。
車端部は優先座席が設定されており、モケット色が変えられています。
中間車車端部(大阪寄り)は通常座席として設定されています。
貫通仕切引戸の取っては鍵かけれるようになっているんですね。
貫通扉上には、車号板や製造銘板などがありますが、、
右上の「禁煙」部分には「山陽百貨店」の表示も。
運転台
コンパクトにまとめられた運転台は時代を感じさせる作りに。
ブレーキハンドル差し込み式なんですね。
その他
車外行先表示器は、種別と行先が一体型になっています。
山陽3000系ツートンカラー塗装車は、2021年5月21日に営業運転終了予定
山陽電車が発行する沿線ガイド「エスコート」には、3000系ツートンカラー塗装車は2021年5月21日に営業運転を終了するようです。
運行は山陽電車のホームページ内から調べることができますが、ダイヤ乱れ等で予定通りに運行できないことも。
とはいえ、最後まで沿線等で荒れることなく静かに終わりを迎えてほしいですね。