一時期、完成品PCを購入するよりも自作PCとして組み立てるほうが安かったのはちょっと前の時代だそうで…、いまはBTOパソコンが一番安いんだとか…。
でも、BTOパソコンは、構成が決まっているので結局パーツの組み換えなど…自分で行わなければならないところは多々あります。
そんななかで、筆者は自作PCを【初めて】組み立ててみましたのでご紹介いたします。
自作PCとBTOパソコンの違い
BTOパソコンを選ぶメリット
- 組み合わせの自由度が高い
- コストを抑えられる
- パーツ選択や組み立ての失敗がない
- 自作のように、あとから部品を交換して長く使える
BTOパソコンを選ぶデメリット
- 多少は知識が必要(自作ほどではないが)
- 独自の形状や機能の製品がない
- 納品に時間がかかることがある
自作PCのメリット
- 自分の好きなようにカスタマイズできる
- 費用をBTOパソコンよりも抑えられる
自作PCのデメリット
- 自分で組み立てる必要がある
- パーツをそろえる必要がある
- 相性問題などトラブルはすべて自己責任
- 保証やサポートは一切ない
さて、自作PCのメリットのほうが非常に少なく感じるほか、グラボ価格の急激な下落により、BTOパソコンのほうが安価に仕上がることが多くなりつつあるいまですが…。自作PCを組み上げました。
パーツ構成
CPU
パソコンの肝となるCPUには…
Ryzen 9 7950X
利用用途は…Lightroomでの画像編集と、Premirer Proでの動画編集なので、少しばかりオーバースペックと思いますが、、、先行投資と考えて最上位モデルとしました。
CPUクーラー
発熱するCPUを冷やすのに、最低でも簡易水冷でないとRyzen 9 7950Xはだめだよとお店の人に言われたので…
ARCTIC Liquid Freezer II 360
初の簡易水冷にも挑戦です。
マザーボード
Ryzen 9 7950Xのチップセットに対応するマザーボードですが、筆者はLANが2.5Gbpsに対応しているものが前提だったので…
MSI MPG B650 CARBON WIFI
上を見たらキリがないですが、筆者はこのクラスをチョイスしました。
グラフィックボード
グラフィックボードは非常に悩みました…。
というのも、こちらもピンキリな世界…。
ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti
ゲームはしませんが…ゲーミングのグラフィックボードでいいんでしょうか…。^^;
メモリ
一番相性問題が出やすいのはメモリな気もしますが…
ADATA AD5U480032G-DT
ひとまず…こちらをチョイスしました。
SSD
近年M.2 SSDが主流となっていますが、、、もちろんM.2をチョイス。
しかしマザーボードによっては認識しないものもあるので注意が必要だそうで…
LEGEND 800 ALEG-800-2000GCS
こちらをチョイスしましたが、、認識しませんでした。
別途、M.2 SSDケースを導入してUSBだと認識しました。一体何なんですかね…。
…で結局秋葉原に出向いてM.2 SSDを探して購入。
Lexar NM790 2TB
光学ドライブ
映像・音楽鑑賞を極まれにする筆者は、光学ドライブは必須でした。
そして、できればBlu-ray対応のものをチョイス。
パイオニア BDR-212UHBK [ブラック]
こちら、ULTRA HD対応のものでそれなりにいいお値段しました…。
電源
PCを動かすうえで重要な電源ですが、、かなり余裕を持たせています。
Corsair HX1000i ATX 3.0 certified with 12VHPWR cable 1000
1000Wほどあれば、おそらく困ることはないのかな…と思っていますがどうなんでしょうか。
PCケース
使用するパーツ類を収納するPCケース。
冷却やエアフローが非常に大事ですので、かなり大きめでゆとりのあるものをチョイスしました。
Thermaltake Core V51
前面に5インチベイを2つ備えるケースはなかなかなく、どうしても選択肢が減るなかでのチョイスでした。
OS
パソコンを動かすソフトウェアで、筆者はWindows派でも、必ずProにしています。
Windows 11 Pro
なぜ、Proなのかと言うと…リモートデスクトップ接続をしたいから…。それに尽きます。
むしろリモートデスクトップ接続しなければProである必要性はない…それぐらいの理由です…^^;
すべて自力で組み立てます。
さて、ご紹介したパーツ類をすべて自力で組み立てます。
パーツ類だけで大量にあります…。
まず組み立てにあたって驚いたのは…
先ほどもご紹介したPCケース。
エアフローのみならず、内臓パーツの取り付けのしやすさなど、本当に考慮されてるな…という印象。
右上部が光学ドライブ用の5インチベイ。
右下部がHDDなどの3.5インチベイ。拡張性だけでもかなりありますが、
ワンタッチで取り付けできるようになっています。
すべてを所定位置に取り付けて…
まずはすべてのパーツを所定の位置に取り付けて…
簡易水冷の取り付けにむっちゃ苦労しました…。
すべて接続していよいよ緊張の「スイッチオン」
起動はしましたが、Windowsのインストールがうまくいかない…
ってことで、急遽USBメモリを用意して、SSDも交換して無事インストール完了。
ブルースクリーン多発…
正直一番見たくないのがこちら。
エラーでブルースクリーンメッセージが表示されること。
本当に心臓に悪いです…。
ちなみに、BIOSをアップデートすると…表示は出なくなりました。組み上げたあとは、ソフトウェアは最新のものにしておくべきですね。
最新PCは動作もサクサク
Ryzen 9 7950X にメモリ64GBとモリモリ仕様にしている今回の自作PCですが、最新のものだからか動作はサクサクで、いままでLightroomの書き出しや読み込み、現像にも時間がかかっていましたが、サクッと動くように。
これからもどんどん執筆や編集が捗りそうです。
スペックとして…
Ryzen 9 7950X 16コア32スレッド 簡易水冷
GeForce RTX 3060Ti
M.2 SSD 2TB HDD 10TB
Blu-rayドライブ装備
ちなみに…かかった費用は…?
- (CPU) Ryzen 9 7950X …86,870円
- (CPU クーラー) ARCTIC Liquid Freezer II 360 …16,800円
- (マザーボード) MSI MPG B650 CARBON WIFI …35,620円
- (グラフィックボード) ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti …54,980円
- (メモリ) ADATA AD5U480032G-DT ×2 …24,799円
- (SSD) Lexar NM790 2TB …9,980円
- (HDD) 流用品 4TB+3TB+3TB …0円
- (光学ドライブ) パイオニア BDR-212UHBK [ブラック] …15,000円
- (電源) Corsair HX1000i ATX 3.0 certified with 12VHPWR cable 1000 …24,761円
- (ケース) Thermaltake Core V51 …14,790円
- (OS) Windows 11 Pro …21,959円
合計…305,559円からネットショッピングでのクーポン割引10,055円引き…
なんと…295,504円。コスパ度外視ですが、、、実際コスパはいいほうなんでしょうか…?正直わかりません。
ですが、最高にサクサク動くパソコンができたのは間違いありません。
末永く使用していきたいですね…!