JR東海の371系より譲受し、改造を受け2016年4月23日より営業を開始した8500系「富士山ビュー特急」をご紹介します。
富士山ビュー特急とは
富士山ビュー特急とは、山梨県のJR中央本線との接続駅「大月駅」から「河口湖駅」までを1日2往復運行されており、車両はJR東海の371系が改造され、8500系として運行されています。
車内サービスとして、特別車両ではドリンクサービスがある。土休日は、「スイーツプラン」の対象車両となり、山梨の味覚を取り入れた「富士山ビュー特急特製スイーツ」が利用客に提供されます。このほか、オリジナルビール、富士山ビュー特急オリジナルグッズが存在します。
「富士山ビュー特急」の「スイーツプラン」を利用した乗車記は上記よりご覧ください。
外観
朱色の一色塗りにロゴや文字が配された「ドーンデザイン研究所」のDNAを受け継ぎつつ、、、運行開始の2016のロゴがあるなどちょっとした他にはない仕様も。
車外行先表示
371系時代に使用されていたであろう部分にシールが貼り付けられています。
車内:1号車(特別車両)
1号車はまるでホテルの空間かと思わせられるほどの変貌ぶり。
木が多用されており暖かい空間が広がっています。
1号車の富士山方には6名対応の円卓のほか、
おひとり様には嬉しい1名対応の席、
1人掛けの席が向かい合った2名用の座席や、
2名掛けの席が向かい合った4名用の座席もあります。
向かい合った座席のテーブルは折りたたみ式で、出入りの際に邪魔にならないよう考慮されています。
1号車にはサービスカウンターも用意され、グッズの販売も行われています。
1号車運転台との仕切り部は、、、ビュー特急…眺望を売りにしているはずにも関わらず格子状の窓枠が遮っています。
車内:2号車・3号車(自由席)
ヘッドレストのリネンこそないものの、ヘッドレスト部に枕を追加して上質な雰囲気を演出。
天井から床下まで改装されています。
2号車の富士山方には車いすスペースも設けられています。
トイレ
トイレは2号車の富士山方に車いす対応のものが設置。
車内のにぎやかな空間から一転して落ち着いた雰囲気に。
ちなみに、暖房便座が設置され温水洗浄便座(ウォシュレット)は装備されていませんでした。
運転台
眺望を眺めることができる運転台は広々とした空間に。
小田急電鉄と直通運転していたこともあり、列車設定器などが残置されています。
特別車両(スイーツプラン)記念乗車証/座席表
スイーツプラン利用時には記念乗車証が頂けました。
裏面には座席表が記載されています。