津軽鉄道の冬の風物詩といえば「ストーブ列車」。定期列車に連結する形で運行される同車は、冬期間毎日運行。旅情たっぷりな「ストーブ列車」をご紹介いたします。
ストーブ列車とは
昭和5年の五所川原~金木間開業の冬より運行されている「ストーブ列車」。昭和19・20・21年は戦時中による物資欠乏により運休だったほかは、毎年運行されています。
客車内にダルマストーブを取り付け、その熱を暖房として車窓から地吹雪を眺めながらゆったりと走る列車は人気となっています。
機関車での運行が、故障により気動車2両でのけん引になっています。
オハフ33
車内は木目調と木製の床が超レトロちっくな雰囲気に。
ストーブ列車の乗車には500円の「ストーブ整理券」が必要なほかは、座席は自由です。
どこか懐かしい雰囲気のボックスシートは偶然一緒になった方と語り合ういいきっかけにもなりそう…?
車内2か所に設置されている「ダルマストーブ」。天面に網が置かれており車内で購入した「スルメ」を焼いて頂けます。
各自持ち込んだものを焼いたりすることはできません。
網棚は昔ながらの網がそのままの棚です。
デッキ部分には車販用のスペースや、消毒液などが設置されています。
暖房や車内照明等の押し釦だったであろう箇所は使用されていません。
オハ46
津軽中里方に連結されている「オハ46 2」です。基本的には団体席や混雑したときに開放とするようです。
オハフ33に比べてどこかシンプルな雰囲気を感じます。
ダルマストーブは2か所あるほか網棚等変わりないです。
ストーブ列車 時刻表
運転日
12月1日~3月31日まで。ただし最初の1往復(151・152列車)は、12月中は12月1日と平日のみストーブ列車連結なし。