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JR北海道 キハ281系 [北斗]

JR北海道

1992年から導入・試験走行を行い、1994年3月1日より運用を開始、最大で27両が製造され函館~札幌間の高速化事業にあわせJR北海道が開発したキハ281系。2022年9月30日で定期運用終了し、10月22・23日の臨時特急「スーパー北斗」で運用を終了する予定となっています。
終焉近いキハ281系をご紹介いたします。

「スーパー北斗」で運行するキハ281系

外観

車体は、軽量ステンレス製で前頭部のみ鋼製です。

2022年8月下旬より、先行試作車のキハ281-901に営業開始前までの導入初期の塗装・ロゴに変更されています。

キハ281-901以外は、2002年からキハ283系と共通デザインの「FURICO281」に改められました。

車外行先表示器

デビュー当時は字幕式の行先表示器が装備されていましたが、現在は、フルカラーLED式表示器が使用されています。

車内

普通車(グレードアップ指定席化未施行車両)

デビュー当時の青系モケットがそのまま残されています。

どこか懐かしい雰囲気は残りつつも振り子で傾斜することも考慮し、座席は多少ホールドされるようになっています。

フットレストが装備されるほか、背面テーブルは小型のものです。

車端部には、座席部分を潰して荷物置場としています。

普通車(グレードアップ指定席)

2008年7月から施行されたグレードアップ指定席の座席改装で導入された座席は、キハ261系やキハ283系のグレードアップ指定席と同等の座席幅拡大、背もたれ枕の設置、[uシート]で採用されているチケットホルダーの導入など居住性の向上を図る改造。

電源コンセントはなく、シートピッチに変更はないものの、座席幅の拡大と枕設置で快適性が向上しています。また座席部の握りが赤くなっていてわかりやすくなっています。

グリーン車

2+1の3列配置ですが、重量バランスの観点から真ん中で配置が別れています。

非常にゆったりとした座席はN700系新幹線でも採用されている座席筐体と同等と思いますが、、、振り子式の気動車ということもあり、左右へのホールド感は増されているようにも思います。

背面テーブルも大型のものが使われています。

肘置き部には、電源コンセントが装備されています。

その他

座席上にはLED式の車内情報表示装置が設置されています、、、が従来の785系に似たタイプから更新されています。

トイレ

トイレは元の和式トイレもすべて洋式トイレに変更されています。
コンパクトながら必要十分な装備。

男性用小便器はコンパクトに仕上がっています。

座席表

編成量数や組成変更に伴い、この表の限りにはならないこともありますのでご了承ください。

キハ281系は2022年9月30日に定期運用終了

キハ281系は、2022年9月30日に定期運用を終了し、2022年10月22日・23日に函館~札幌間を特急「スーパー北斗」として臨時運用をし、運行を終了する予定。
この臨時運用は、函館→札幌のうち、新函館北斗を経由しない「藤城線」を走行する、いまや貴重な体験もできます。
そんな、まもなく終焉迎える車両を最後まで温かく見守っていきたいですね。

画像ギャラリー

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