津軽鉄道の普通列車用として活躍する津軽21形。ストーブ列車のけん引や控車としても活躍する同車をご紹介いたします。
津軽鉄道 津軽21形とは
朝夕ラッシュ時間帯を除く時間帯の列車をワンマン運転とすること、冷房化による快適化向上をねらい、国・青森県・沿線の市町村からの助成を受けて1996年に2両を導入。2000年に3両増備し現在は計5両が運用されています。
沿線の金木町出身の作家・太宰治の作品にちなみ、全車両に「走れメロス」の愛称がつけられているほかヘッドマークも掲出されています。
外観
側面にも行先表示を備えた「津軽21形」。
「走れメロス」のロゴが側面にも入っています。
車内
ロングシートとボックスシートが組み合わさったセミクロスシートの車内。
シンプルながらどこか温かみを感じるのはモケット柄のせいでしょうか。
ボックスシートは4人掛けが10区画あります。バケットシートで座り心地の向上も図られています。
窓際にはミニテーブルも備え付けられています。
ちょっとした飲み物を置いたりするのに便利ですね。
ただ、通路側にある肘置きがどこか簡素です。
車端部はロングシートで簡易的な仕切りもついています。
ワンマン車両によくみられるスタイルの運転台周り。助士席側には「津軽文庫」と名付けられた本棚があります。
次駅等の表示はない数字のみの運賃表示器です。29までありますが、、、総駅数は12です…。
運転台はコンパクトにまとめられています。