2020年3月に、従来の1000形未更新車・8000形チョッパ車の置き換え用に登場した5000形。
「より広く、より快適に」をキーワードに、川崎重工業・総合車両製作所・日本車輛製造の3社の技術を結集した車両です。
その、小田急電鉄5000形をご紹介します。
車外行先表示器
フルカラーLED表示器が採用され、さらには次駅の表示等もされるようになっています。
車内
8000形以来となる拡幅車体が採用され、従来よりも広く感じます。
座席は暖色系のモケット柄が採用され、さらに袖仕切り部や床面も木目調で落ち着いた空間が演出されています。
車端部にある優先座席。モケット柄が青色に区別され、さらに吊り手やポール類も黄色に変更されています。
先頭車両部にある車いす・ベビーカースペースでは座席の数が減らされており、4人掛けに。
ドア上の情報案内表示装置は、17インチが採用され、左側に広告等、右側に停車駅や次駅などの案内がされています。
運転台
運転台仕切り部です。
向かって右側に仕切り扉が設けられています。
運転台は3面のデジタルモニタ、グラスコックピットが採用されているほか、左手ワンハンドルのマスコンです。
小田急5000形 運用範囲
小田急5000形は、現在
- 小田原線 新宿~小田原
- 江ノ島線 相模大野~片瀬江ノ島
- 多摩線 新百合ヶ丘~唐木田
以上で運用されていますが、、、2022年3月のダイヤ改正で江ノ島線は藤沢を基準とした運行形態変更に伴い、藤沢~片瀬江ノ島間は10両編成の運行は終了するものと思われます。
5000形を含め片瀬江ノ島に入線する10両編成の一般車は貴重なものになりますね。