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JR東日本 観光列車「ひなび(陽旅)」 HB-E300系

JR東日本

「ひなび(陽旅)」の前身となる「リゾートあすなろ」は、2010年12月4日の東北新幹線全線開業に伴い、新青森駅で新幹線と接続する観光列車として運行を開始した列車でしたが、2023年冬から2024年にかけて新しい観光列車「ひなび(陽旅)」および「SATONO」への改造され、外観・内装とも大きく変更されました。
ここでは、釜石線および山田線、大湊線で活躍する観光列車「ひなび(陽旅)」をご紹介いたします。

「ひなび(陽旅)」とは

前身の「リゾートあすなろ」から改造された「ひなび(陽旅)」は、北東北の自然と地域とのつながりをコンセプトに、ぬくもりのあるゆったりした旅をしてほしいという想いから名づけられ、SL銀河の後を継ぎ、釜石線でも運行されています。

外観

「リゾートしらかみ」や「リゾートビューふるさと」と同じHB-E300系ですが、以前あった「RESORT HYBRID」の文字はなく、デザインの横のラインを紐に見立て、先頭に水引きの結びを入れて、地域と地域を結ぶ観光列車をイメージされています。

側面行先表示機は、3色LEDのままですが、「ひなび」が新たに入れられています。
なお、車内表示・自動放送には対応していないようです。

車内

1号車 グリーン車指定席

1号車はグリーン車指定席の設定で、乗降口・デッキ部から濃い木目調の化粧板が採用され、高級感を演出しています。

1号車のグリーン車指定席は、グリーン券所持の人しか立ち入りはできませんが、上記画像すぐ右側に車内販売スペースが設けられており、車内販売の利用のみ立ち入りもできるようです。

座席は、1名用のカウンターシート、2名用・4名用のボックスシートが設けられています。

1人掛けのカウンターシート

2名掛けボックスシート

4名掛けボックスシート

カウンターシート、ボックスシートともにドリンク用のくぼみが設けられ、ドリンクを置くことも可能。

その他小さいながらに荷物を置くためのスペースもあります。

1号車グリーン車指定席には、運転台直後に展望スペースがあり、簡易的な座席が装備されています。
なお、長時間の占有はお控えくださいとのこと。

蛍光灯は、なぜか展望スペースと客室部で色味が変えられています。

デッキ部すぐのところに申し訳程度に車内販売スペースも設けられており、

乗車時のラインナップは上記のとおりでした。

2号車 普通車指定席

回転式リクライニングシートが並ぶ車内は、木目調の床に一段高い位置に椅子があり景色を楽しめるよう考慮されたつくりに。モケット柄こそ変更されたものの、座席筐体に変更はなく、シートピッチも1,200mmで快適に過ごせます。

ちなみに、回転させて向かい合わせでの利用も考慮して、肘置き部にインアーム式のテーブルも装備されています。

テーブルは大型のものが採用されており、網ポケット横にはドリンクホルダーも装備されています。

デッキに一番近い座席は1人掛けで、ミニテーブルが装備されているほか、車いす対応座席に設定されています。

2号車の展望スペースは座席等はなにもなく、フリースペース同然の状態に。
なお、電源コンセントが運転台向かって右側壁面に設置されています。

デッキ・トイレ

中間部にデッキ・トイレ設備が設けられています。

トイレは電動車いすご利用の方がそのまま入れるサイズの多機能トイレ。

その他、男性用小便器と

洗面所も設けられています。
洗面所の脇には大きくないものの荷物置場が設置されています。

運転台

左手ワンハンドルタイプの運転台が設けられており、他のHB-E300形と同等に仕上がっています。

座席表

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